作者


平野恵理子

内容紹介


「コスモス コスモス さいてるよ」。

赤とんぼにいわし雲。

きのこごはんに栗ごはん、踏むと楽しい落ち葉の山、そして鳴き声が美しいマツムシ、スズムシ……。

ほら、あそこにもここにも、身のまわりには秋がいっぱい! 

身近なところにあるいろんな“秋”を見つけます。

秋のものを一つ一つじっくり見ながら、季節をたっぷり味わえる、美しい絵本です。

担当編集者 より


『はるをみつけたよ』(「こどものとも年少版」2015年3月号/2021年度年少ライブラリー)『なつをみつけたよ』(「年少版」2018年7月号)に続く、平野恵理子さんの『あきをみつけたよ』。

秋の香りがぎゅっと詰まった一冊です。

平野さんは、山の麓の自然豊かなところにお住まいで、日々移ろう自然の営みをたっぷりと味わい、楽しんでいらっしゃいます。

そんな平野さんが描く、色とりどりの秋の花、落ち葉、夕焼けは、何と美しいのでしょう。

栗ご飯や秋の果物、お菓子は何て美味しそうなのでしょう。

自然を愛でたり、季節をまるごと楽しもうという温かい思いに満ちています。

読者の子どもたちの身のまわりにも秋がいっぱいあるはず。

この絵本を楽しんだら、「ここにも、あそこにも秋を見つけた!」と自分なりの秋を探しに行ってくれたらうれしいです。

作者情報


平野恵理子(ひらのえりこ)


1961年、静岡県生まれ。イラストレーター、エッセイスト。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品が多数。著書に、『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『わたしはドレミ』(以上、亜紀書房)『あのころ、うちのテレビは白黒だった』(海竜社)、こどもの本に、『はるをみつけたよ』(「こどものとも年少版」2015年3月号)『なつをみつけたよ』(「同」2018年7月号)『しましま みつけた』(「同」2009年9月号)『おひなまつりのちらしずし』『ごはん』(以上、福音館書店)などがある。山梨県在住。

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2021年10月01日
通巻:こどものとも年少版 535号