作者
内容紹介
「魚釣りいこうか」じいちゃんに誘われたぼくは、船に乗り、広い海の真ん中で魚釣りをはじめます。
まず釣れたのは、ちっこい魚。
ちっこい魚をえさにして次に釣れたのは、中くらいの魚。
それをまたえさにして釣れたのは、でっかい魚。
二人がめざすは、でっかいでっかいでーっかい魚。
はたしてそんな魚は釣れるのでしょうか。
担当編集者 より
ぼくとじいちゃんの、おおらかでダイナミックな魚釣りのおはなしは、渡辺鉄太さんの、息子さんとの釣りの思い出がきっかけとなってうまれました。
与那国島でカジキマグロを釣ったご経験をもつ南伸坊さんが、南国の爽やかな海風がふきぬけていくような、のびやかで楽しい絵を描いてくださいました。
全部で5種類の魚が登場しますが、最も大きな魚として登場するシイラは、大きくて色鮮やかで迫力満点。
「こんな魚がいるんだ!」と子どもたちが驚き喜んでくれたら、うれしいです。
どんどん大きな魚が釣れていく魚釣りの喜び、孫とおじいちゃんのかけがえのない時間をユーモアたっぷりに描きました。
スカッと爽快、ドドンと豪快なおはなしをどうぞお楽しみください。
作者情報
渡辺鉄太(わたなべてつた)
1962年、東京都生まれ。大学勤務を経て、現在は子どもの本の創作、翻訳などを行っている。絵本に『くつ ぬげた!』(「こどものとも年少版」2022年3月号)『ぱくぱく はんぶん』(ともに福音館書店)など。訳書に『クマと仙人』(父・渡辺茂男との共訳/のら書店)「としょかんねずみ」シリーズ(瑞雲舎)など。オーストラリア在住。
南伸坊(みなみしんぼう)
1947年、東京都生まれ。東京都立工芸高等学校デザイン科卒業後、「美学校」で学ぶ。雑誌「ガロ」(青林堂)の編集長を経て、1979年独立。イラストレーター、エッセイスト、装丁家として活躍。著書に『私のイラストレーション史』(亜紀書房)など。絵本に『ぱくぱく はんぶん』『タコやん』(ともに福音館書店)など。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :26×19cm |
初版年月日 | :2022年04月01日 |
通巻 | :こどものとも年中向き 433号 |