作者
みやまつともみ 作
内容紹介
海の生き物たちが、みんなでかくれっこ。
どこにいるか、わかるかな? ここ、ここ、ここだよ――。
カニは岩の隙間、カレイは海の底の砂の下、タツノオトシゴは海草の陰、クマノミはイソギンチャクの中と、それぞれの体の特徴を生かして隠れます。
いろいろな紙の質感を生かした貼り絵で、ユニークな海の生き物たちを親しみやすく表現した絵本です。
担当編集者 より
『おなまえ なあに』に続く、みやまつともみさんの「こどものとも年少版」第2作です。
海の生き物は、みやまつさんにとってホームグラウンドと言えるテーマ。今作では海の生き物たちがかくれっこをします。
友だちに誘いかけるような言葉で、読者を絵本の世界に引き込みます。
原画はみやまつさんのいつもの作品同様、貼り絵です。適材適所の紙を選び、細部にはまち針を使ったりして貼っていく、根気のいる作画方法です。
カレイはいたずらが好きそうで、ウツボはいばっているけどどこかユーモラス。生き生きと表現された海の生き物たちからは、性格のようなものまで伝わってきます。
クマノミ(カクレクマノミではありません)場面の左端はクマノミの幼魚で、成魚とは色と模様が違います。
絵本に登場するのは、どれも日本近海でよく見られる生き物です。
作者情報
みやまつともみ
1972年、神奈川県生まれ。東邦大学理学部生物学科卒業。ウミガメの生態研究、県史自然誌編纂、水族館勤務を経たのち、2001年よりイラストレーターとして貼り絵で動物、植物、生活まわりのものなどを雑誌、書籍などに描く。絵本に『のりたいな』『たべたいな』(「こどものとも0.1.2.」2009年7月号)『なかよし だあれ』(「同」2018年6月号)『あ、むしさん』(「同」2020年5月号)『おなまえ なあに』(「こどものとも年少版」2015年7月号、以上福音館書店)『さわらせて』(アリス館)などがある。神奈川県在住。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2022年06月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 543号 |