作者


すずきけんじ

内容紹介


ある日バナナは、ヒョウのふりをしてさんぽに出かけました。そこへヒョウ好きのおじさんがやってきて捕まえようとします。ヒョウは走って逃げますが、本当はバナナなので速く走れません。「あぶなーい!」。ヒョウは捕まってしまうのでしょうか? 果てしなく続く地平線をバックに、ヒョウとおじさんのとぼけた追走劇をお楽しみください。

担当編集者 より


 どこかとぼけたバナナとおじさんのやりとりが笑いを誘う『さんぽにいったバナナ』、肩の力を抜いて楽しんでいただければと思います。
 以前、作者のすずきさんが園現場で絵本の読み聞かせをしている動画を見せてもらったことがあります。子どもたちは、まるで親戚のおもしろいおじさんを迎えるかのような、期待に満ちた、人懐っこい表情で初対面のすずきさんを見つめていました。楽器を使ったり、会話のキャッチボールを楽しんだりしながら、すっと子どもの心の中に入っていくすずきさん。つみきショーや手品などなんでもこなしますが、子どもとの距離を縮めてくれるのはなんといっても絵本の力だとおっしゃいます。
 この絵本を手に取ってくださったみなさんも、子どもたちと笑ったりずっこけたりしながら、楽しい絵本の時間を過ごしてくださいますように。

作者情報


すずきけんじ


1978年兵庫県伊丹市生まれ。大学在学時に伊丹市立図書館のよみきかせボランティアグループ「おはなしかご」でよみきかせを学び、以来さまざまな現場で絵本のよみきかせを行う。現在は絵本の販売会社に勤務する傍ら、大阪市東住吉区を拠点とするよみきかせボランティアグループ「絵本三丁目の鷹」を主宰している。絵本は今作がはじめて。大阪府八尾市在住。

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2023年01月01日
通巻:こどものとも年少版 550号