作者


うえのよう

内容紹介


気持ちよく眠っていたねぼすけとけいさん、「ねぼすけとけいさん おーきーて」と起こされると、「おーはーよ」と元気に目を覚ましました。

続いてねぼすけコップさんやねぼすけフォークさん、ねぼすけくまさんも目を覚まします。

赤ちゃんの身近にあるものたちが、目を覚まして「おーはーよ」と元気よく挨拶してくれる、貼り絵の絵本です。

編集担当者 より


 作者のうえのようさんのお嬢さんが、朝起きられないときに言っていた「ねぼすけさん」という言葉から着想を得て、この絵本は生まれました。

ものは放っておいたら眠っているみたいだけれど、使うと生き生きとし出す。ものたちが起きるときって、どんなときかな? と考えて創作されたそうです。


 「母の友」(2021年6月号)でご自身も朝が弱いことを漫画に描かれているうえのさん。ねぼすけさんたちへの温かな愛情が感じられる貼り絵の作品です。


 この絵本に出てくるねぼすけさんたちのように、赤ちゃんが毎朝機嫌良く目を覚ましてくれるわけではありませんが、一日のスタートを清々しく気持ちのよい「おーはーよ」で始めてもらえるといいなと願いをこめて、お届けいたします。

作者情報


うえのよう


1982年生まれ。国際基督教大学卒業後、絵を描き始め、アクリル画、貼り絵、漫画、粘土作品などを制作、発表している。第3回MOE創作絵本グランプリ佳作。絵本に『かさのえんそく』(「こどものとも年少版」2019年6月号)、挿絵の仕事に『子どもが教えてくれました ほんとうの本のおもしろさ』(安井素子著/偕成社)、私家版の作品集に『あるく漫画』『はる一日』『スカートさんからの手紙』など。2006年より季刊フリーペーパー「イモマンガ」のメンバーとしても活動中。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2022年06月01日
通巻:こどものとも0.1.2. 327号