作者
内容紹介
こうくんはお母さんと畑に行きます。
夏の畑でぐんぐん育つ野菜たち。
どんどんとって、おやさい号をいっぱいにしよう!
葉っぱのかげにきゅうり見つけた。でっぷり、ひょろひょろ、いろいろあるよ。
ぽろぽろとれちゃうミニトマト、両手にずっしり大きなトマト。
子どもが自分で収穫するうれしさを、はずむような言葉とみずみずしい絵で描いた絵本です。
担当編集者 より
大川久乃さんは数年にわたりお子さんと一緒に、市民農園(体験農園)での野菜づくりをされています。
その経験から、収穫の楽しさ・高揚感をはずむような文章で表現してくださいました。
折り込みふろく「作者のことば」にあるように、段ボールの空き箱をお子さんが畑で実際に引いていたそうで、絵本に登場する「おやさいごう」はそれを元にしています。
土にしっかりと根を下ろし、力強く葉を広げた野菜たちの生命力を丁寧に描き出してくださったのは山本久美子さん。
取材のため、猛暑の畑に何度も足を運んでくださいました。
野菜に向き合う子どもの生き生きとした姿・表情も印象的です。山本さんは「こどものとも」での仕事は初めて。
園庭で野菜を育てている園や、ベランダや庭に小さな菜園のあるご家庭も多いと思います。
野菜を育て、収穫する時に、子どもたちがこの絵本の言葉を口ずさんでくれたらいいなと思います。
作者情報
大川久乃(おおかわひさの)
埼玉県生まれ。絵本に『はたきがけこうしん』(「こどものとも年中向き」2016年6月号)『キャベツのくすくす』(「こどものとも年少版」2012年6月号)『あわあわ ふわふわ! くまの たんくん』(「ちいさなかがくのとも」2023年3月号として刊行予定、以上福音館書店)、絵童話に『おはなし ごほん』(あかね書房)など。東京都在住。
山本久美子(やまもとくみこ)
1965年群馬県生まれ。多摩美術大学卒業。絵本に『マルをさがして』『きんぎょ』(ともにひだまり舎)『じてんしゃ がしゃがしゃ』(かさいまり文/絵本塾出版)『みつけたよ』(学研教育みらい)など。さし絵の仕事に『ゆず先生は忘れない』(白矢三恵著/くもん出版)など。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2022年08月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 545号 |