作者


麻生知子 作

内容紹介


四角くて白いものが描かれています。
「うえから みると なんだろう」。

次の場面で「よこから みると」、卵やハムなどの具材が挟まったサンドイッチでした。

プリンやドーナツなどのお菓子から、どんぶりや揚げ物、さらにはお誕生会で並んだごちそうまで、おいしそうな食べ物がいっぱい登場します。

上から見た時の姿と、横から見た時の姿を描いた楽しい絵本です。

担当編集者 より


『うえからみたり よこからみたり』(「こどものとも年少版」2018年9月号)で色々な物の、上から見た時の姿と横から見た時の姿を描いてくださった麻生知子さんが、今度は食べ物づくしの絵本を作ってくださいました。

透き通ったラーメンのスープ、照りのあるうなぎ、揚げ物の衣など、すみずみまで描き込まれた絵は、つい手を伸ばしたくなるほどおいしそうです。

ドーナツをたくさん買ってきてじっくり観察しながら、あるいは、旅先の海辺の町で食べた鯛のお刺身を思い起こしながら、日常や旅で出会った食べ物を、心を込めて描き出してくださいました。存在感たっぷりの絵は、キャンバスに油絵具で描かれています。

絵本を存分に味わったあとは、生活のなかでも、上から見たり、横から見たりしながら、楽しい発見をしてみてくださいね。

『うえからみたり よこからみたり』

作者情報


麻生知子(あそうともこ)


1982年、埼玉県生まれ。2006年頃から、油絵の制作と発表をしている。2008年より、友人の画家・武内明子とともに、日本全国を旅して作品の題材と展示場所を探し、制作し、その土地で発表する≪ワタリドリ計画≫の活動もしている。これまでに、全国26カ所とカナダで、旅と展覧会をしてきた。また、山内龍雄芸術館の運営も行っている。自作の絵本に、『こたつ』『なつやすみ』『うえからみたり よこからみたり』(「こどものとも年少版」2018年9月号・すべて福音館書店)など。好きなものは、温泉と食べること。愛猫の名前はクロ。神奈川県藤沢市在住。

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2024年06月01日
通巻:こどものとも年少版 567号