作者


鎌田みか

内容紹介


駅は様々な人が交錯する場所です。

とある小さな駅を舞台に、夜明け前から始まる駅の一日を追いました。

列車に乗り降りする人だけでなく、駅員さんや車掌さん、運転士さんなど、そこで働く人の姿もご紹介します。

普段、列車に乗るばかりでは見られない駅の一面を知ることで、みなさんの身近にある駅の見えかたも変わることでしょう。

担当編集者 より


駅は、子どもにとって「列車に乗るところ」。

また、大人にとっては、通勤・通学・待ち合わせなどの生活の場でも、観光で訪れるハレの場所でもあります。

そして、その裏では、人々が安全に列車に乗るために、駅員さんや車掌さん、運転士さんなどが様々な仕事をしている場所です。


『ちいさな えきの いちにち』は、このように様々な人が交錯している駅という場所の、ある一日を伝える作品。

「列車に乗るところ」だけではない駅の一面を知ることで、身近にある現実の駅の見えかたも変わることでしょう。

絵本のモデルとなった駅は、鳥取県八頭郡にあるのどかな駅、若桜駅。国の登録有形文化財にも指定されています。

作者は『観覧車をたずねて』(「たくさんのふしぎ」2011年1月号)で絵を描いた、懐かしさや温かみを感じるイラストレーションが特徴の鎌田みかさん。

宿直の駅員さんが起きる前から、深夜寝静まったあとまでを丹念に取材し描きました。

作者情報


鎌田みか(かまだみか)


大阪生まれ。大阪コミュニケーションアート専門学校卒業後、デザイン制作会社を経て、フリーのイラストレーターに。懐かしさや温かみのあるイラストレーションが特徴。文芸誌、雑誌など紙媒体の他に、最近では雑貨、文具など幅広い分野で活動。2017年より、作家名を「たなかみか」から「鎌田みか」に変更。絵本に『観覧車をたずねて』(「たくさんのふしぎ」2011年1月号/福井 優子 文)がある。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:25×23cm
初版年月日:2022年08月01日
通巻:かがくのとも 641号