作者
田丸雅智 文/早川世詩男 絵
内容紹介
今日の遠足の行き先は、なんと宇宙です!
ペットボトルロケットに乗って、ひとっとび!
遊びもひと味違います。
無重力で宙返りの鬼ごっこ。星くずのかげでかくれんぼ。
どこかで宇宙人が見てるかな?
宇宙への想像が広がる、とびっきり楽しい遠足のお話をお届けします。
担当編集者 より
宇宙に関するニュースはますます身近になりました。民間飛行士の宇宙旅行が話題になったほか、日本人の宇宙飛行士がはじめて月面に着陸する計画が発表されたことも、大きな注目を集めています。読者のみなさんが大人になるころには、もっと気軽に宇宙旅行ができる世の中になっているでしょうか。
文章の作者は、現代ショートショートの旗手として活躍を続けている作家の田丸雅智さん。田丸さんによると、限られた文量でアイデアを生かして、起承転結を構築するというショートショートの作り方は、実は絵本のお話作りに通じる部分があるのだそうです。今回は「子どもが初めて出会うショートショート」に挑戦されました。ショートショートならではの、ちょっと不思議な結末にも、ぜひご注目ください。
早川世詩男さんの軽やかな絵も、子どもたちを軽々と空想の世界へと連れて行ってくれることでしょう。地上の重力から解き放たれた、絵本ならではのワクワク感をどうぞお楽しみください。
作者情報
田丸雅智(たまるまさとも)
ショートショート作家。1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。現代ショートショートの旗手として執筆活動に加え、「坊っちゃん文学賞」などにおいて審査員長を務める。また、全国各地で創作講座を開催するなど幅広く活動している。著書に『おとぎカンパニー』など多数。メディア出演に「情熱大陸」など多数。
早川世詩男(はやかわよしお)
1973年、愛知県生まれ。「ザ・チョイス」第30回年度賞、第34回年度大賞、装画を描くコンペティションVol.13審査員賞。絵を手がけた作品に『みんな えがおになれますように:ちがうって すてきなこと』(Gakken)、『ぼくの弱虫をなおすには』(徳間書店)、『どろぼう猫とイガイガのあれ』(静山社)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :32ページ |
サイズ | :26×19cm |
初版年月日 | :2024年06月01日 |
通巻 | :こどものとも 819号 |