作者


木内勝 作・絵/ときわまさと 写真

内容紹介


牛乳パックが簡単な工作でかえるに変身! 

ゲコゲコ鳴くかえるや、ピョンと跳ねるかえる、虫を捕まえるかえるもいれば、おたまじゃくしから変身するかえるもいます。

この絵本を見れば様々なかえるが作れます。

指南するのは謎の露天商「かえるや」。

寅さんのような口上をリズムよく読めたら、きっと気分も盛り上がるでしょう。

担当編集者 より


この作品では謎の露天商「かえるや」が、歯切れの良い口上で人を惹き付け、道行く人々にカエル工作を披露します。

読み聞かせの際には是非、言葉の調子を意識しつつ、間を取りながら読んでみて下さい。

またこの作品は平面のイラストの中に、立体の工作写真を組み合わせることで、主役である牛乳パック工作が目立つように工夫しました。

撮影にあたっては大きな撮影台に工作物を置いて撮る他に、背面に棒を刺し、立てて撮影する方法も行っています。

さらにストロボ撮影と言って短時間に数度に亘って撮影する方法も採用しました。

そのことで工作物の動き方を表現しました。

「みどり牛乳」は九州に実在する牛乳です。

緑色の牛乳パックでカエルらしさを演出しました。

実際に作って遊んでみて下さい。

作者情報


木内勝(きうちかつ)


1957年東京生まれ。工作絵本の第一人者として活躍している。著書に『工作図鑑』、絵本に『やさいのおなか』『やさいのせなか』『くだものなんだ』(以上福音館書店)など。「かがくのとも」では『なにがみえるかな?』(2019年5月号)などがある。

ときわまさと


1957年東京生まれ。東京写真大学短期大学部(現東京工芸大学)卒業。写真家。コマーシャルフォトを中心にストロボを使った連続撮影や、水の撮影などを得意とする。写真集に「AFRICAN and AFRIKANER」(アイピーシー)、写真を担当した絵本に「みんなでつくる ふゆのかざりもの」(きうちかつ作・絵、福音館書店)、「カラクリにんぎょう」(塩浦信太郎文・絵、岩崎書店)などがある。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:25×23cm
初版年月日:2021年06月01日
通巻:かがくのとも 627号