作者


瀬田貞二 再話/田島征三

内容紹介


じいさんとばあさんが育てている子馬をねらって、泥棒と狼は、それぞれ馬屋に忍びこんでかくれていました。

じいさんとばあさんが「この世で一番怖いのは、泥棒よりも、狼よりも“ふるやのもり”だ」と話しているのを聞いて、泥棒と狼は、どんな化け物だろうと震えていると、そのうち雨が降ってきて古い家のあちこちで雨漏りしてきて……。

田島征三のデビュー作となった昔話絵本。

作者情報


瀬田貞二(せたていじ)


1916~1979東京生まれ。東京帝国大学文学部卒業。児童文学の評論、創作、翻訳などで活躍。評論に『絵本論』『児童文学論(上・下)』、再話に『かさじぞう』『ねずみじょうど』『ふるやのもり』『うしかたとやまうば』『まのいいりょうし』、訳書に『おだんごぱん』『三びきのやぎのがらがらどん』(以上、福音館書店)『ナルニア国物語(全7巻)』(岩波書店)などがある。

田島征三(たしませいぞう)


1940年大阪府生まれ。幼少期高知で過ごす。絵本に『ちからたろう』(ブラチスラバ世界絵本原画展金のりんご賞受賞 ポプラ社)、『ふきまんぶく』(偕成社)、『とべバッタ』(偕成社)、『ふるやのもり』(福音館書店)など多数。新潟県十日町市に廃校を利用した絵本と木の実の美術館を開館。

書誌情報


読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:26×19cm
初版年月日:1965年1月1日(こどものとも)
通巻:-

※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。