作者


笠野裕一

内容紹介


動物園の動物たちに、すいかをどうぞ! 

まるごとのすいかをもらったら、動物たちはどうやって食べるのかな? 

カバはガウッとひとくちに、ゾウは足で踏み割り、かけらを鼻でひろってパクリ。

では、アライグマは? サルは? 動物たちがそれぞれの体の特性を活かして、それぞれのすいかの食べ方を見せてくれます。

リズミカルな言葉とともにお楽しみください。

編集担当者 より


 

 

 夏は、すいか! すいかは子どもたちに人気ですが、じつは動物たちにも大人気です。丸ごとの大きなすいかをもらったら、動物たちはどうやって食べるのでしょう? この絵本には、作者の笠野裕一さんが動物園で取材を重ねて実際に見た、動物たちのユニークな食べ方が詰まっています。
 カバは大きな口ですいかをバキッとかみつぶし、アライグマは手で器用に赤い果肉をほじくり出します。動物たちがそれぞれの体の特性を活かして上手にすいかを食べる様子からは、普段とはまた違った一面が垣間見え、もっともっと動物のことを知りたくなります。
 夏になると、各地の動物園で動物にスイカをあげるイベントが開かれます。絵本で興味をお持ちいただけたら、ぜひ動物たちに会いに行ってみてくださいね。

作者情報


笠野裕一(かさのゆういち)


1956年、宮崎県生まれ。東京農業大学を卒業。絵本に『ふねが きた!』『おひさまぽかぽか』(ともに福音館書店)などがある。「ちいさなかがくのとも」は6作目。『たんぼの ぎょうれつ』(2009年5月号)、『ぼくじょうの うしさん』(2012年6月号)、『ふねを まつ』(2016年5月号)、『ちいさな いわの いちにち』(2019年5月号)など。宮崎県都城市在住。

書誌情報


読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:2×2cm
初版年月日:2023年07月01日
通巻:ちいさなかがくのとも 256号