作者
土屋富士夫 作
内容紹介
仕掛け絵本は数々ありますが、ここではページごとにちょっとした穴が開いているだけ。
でもこのきわめて単純な仕掛けのおかげで、ページをめくると別な世界が飛び出すのです。
しかもその手品をする手品師は、なにやら正体不明の怪しい人物。その怪しい人物が、これまたさらに怪しい呪文「あんどら いんどら うんどら!」を唱えるのです。
すると2本の輪が9本の輪に、たまごは大きな花に、アヒルはウサギに早変わり。サービス満点の手品がくり広げられます。
作者の土屋富士夫さんは、はじめもう少し普通の雰囲気の絵本を考えていたのですが、仕掛けだし、手品だし、ですから怪しげな、ちょっとインチキくさい人物と、これまたなんともいえない呪文をあみだしてくれました。
「あんどら いんどら うんどら!」をアラビア語ではないかといった読者の方がいましたが、そうではなく、まったくの日本語です。
言葉の頭も「あ」「い」「う」の順になっています。
作者情報
土屋富士夫(つちやふじお)
1953年、東京に生まれる。東京芸術大学大学院彫金科修了。絵本に『つみきつんで もっとつんで』『もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう』『よりみちエレベーター』(以上、徳間書店)、『やさしむらの はやがってん』『やさしむらの ふしぎなつる』『やさしむらの かぜ』(以上、女子パウロ会)、『やさしいワニくん』(「おおきなポケット」2002年9月号、福音館書店)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :1998年5月1日(こどものとも年少版) |
通巻 | :- |
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