作者
瀬田貞二 再話/赤羽末吉 画
内容紹介
編み笠を作って暮らしているおじいさんは、大晦日、正月の餅を買うために、笠を5つ持って町に売りに出かけましたが、さっぱり売れません。
そのうちに日が暮れて雪も降ってきたので、しかたなく家に戻りました。
途中、野原に立っているお地蔵さまに雪が積もっているのを見て、持っていた笠を全部かぶせてあげました。
翌朝の元旦に、どこからかそりをひく声が……。
絵本画家・赤羽末吉の最初の絵本です。
作者情報
瀬田貞二(せたていじ)
1916~1979東京生まれ。東京帝国大学文学部卒業。児童文学の評論、創作、翻訳などで活躍。評論に『絵本論』『児童文学論(上・下)』、再話に『かさじぞう』『ねずみじょうど』『ふるやのもり』『おんちょろちょろ』『うしかたとやまうば』『まのいいりょうし』『おなかのかわ』『いたずらおばけ』、訳書に『おおかみと七ひきのこやぎ』『ねむりひめ』『三びきのやぎのがらがらどん』『ちっちゃなえほん ちっちゃな ちっちゃな ものがたり』(以上、福音館書店)『ナルニア国物語(全7巻)』(岩波書店)などがある。
赤羽末吉(あかばすえきち)
1910~1990。東京に生まれる。1959年、日本童画会展で茂田井武賞受賞。1965年『ももたろう』 (福音館書店)、『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)、1968年『スーホの白い馬』(福音館書店)で、それぞれサンケイ児童出版文化賞受賞。1973年、講談社出版文化賞受賞。1975年、小学館絵画賞と国際アンデルセン賞優良賞受賞。また、同年『スーホの白い馬』で、ブルックリン美術館絵本賞受賞。1980年には、それまでの絵本の業績に対して国際アンデルセン賞画家賞を受賞した。ほかに、『かさじぞう』『だいくとおにろく』『くわずにょうぼう』『つるにょうぼう』『かちかちやま』『みるなのくら』 (以上、福音館書店)など多数の絵本がある。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :20ページ |
サイズ | :19×27cm |
初版年月日 | :1961年1月1日(こどものとも) |
通巻 | :− |
※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。