作者
村田エミコ 作
内容紹介
黄色い電車が駅を出発して、「タタン トトン」とリズミカルな音とともに走り出します。
坂を上り、橋を渡り、坂を下ってトンネルを抜けると、次の駅へ到着です。
元気いっぱいに走る電車の表情も楽しく、急な坂を上るときは力を込めた表情で、暗いトンネルでは目を光らせて行く先を照らします。
電車の表情や音が楽しい乗り物絵本です。
編集担当者 より
『ぽん!』『びよよ~ん』などの作品で、音に合わせて変化する動物の姿を描いてくださった村田エミコさんが、電車を主人公に楽しい絵本を作ってくださいました。
「タタン トトン」と走る電車の音が、急な坂を下るときは「タタターン トトトーン」と変化するなど、今作もリズミカルな音がとても楽しい作品になっています。
村田さんの息子さんは小さいころ電車が大好きだったそうです。同じ保育園に、電車の音でどんな車種か当てることができるお友だちがいて、影響されてますます電車好きになったのだとか。そんな思い出をもとに、楽しい乗り物絵本を考えてくださいました。
温かみのある絵は、版画で制作くださっています。村田さんはふだんはモノクロで表現されることが多いのですが、今作では、黄色い電車をはじめ、カラフルに色をつけて明るい世界を作り出しています。
どうぞ何度でも、電車の旅をお楽しみください!
作者情報
村田エミコ(むらたえみこ)
1969年、東京都生まれ。1994年に初個展。以来、年に1回、新作版画の展覧会をひらく。絵本の仕事に、『つぎ、とまります』『ぼくのくつした』(「こどものとも年少版」2012年5月号)『くまとうさんの さかなつり』(「同」2016年6月号)『プレゼントをかいに』(「同」2021年2月号)『びよよ~ん』(「こどものとも0.1.2.」2015年6月号)『ちゅうちゅう ちゅちゅちゅ』(「同」2018年5月号)『ぽん!』(「同」2022年5月号)『チリンでんしゃ』(大原悦子文/以上、福音館書店)『やまのバス』(内田麟太郎文/佼成出版社)などがある。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :0才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :22ページ |
サイズ | :20×19cm |
初版年月日 | :2024年05月01日 |
通巻 | :こどものとも0.1.2. 350号 |