作者


岸田衿子 作/中谷千代子

内容紹介



ジオジオはライオンの中でも1番強かった王さまで、立派なかんむりをかぶっています。

でも、ひとりぼっちでした。

そこへ、卵をすべて失った小鳥がやってきました。

嘆く小鳥にジオジオは語りかけます。

「たまごをうみたいなら、いいところがあるぞ」。

それはジオジオのかんむりの中。

ここなら安心、たまごは無事かえり小鳥たちは元気にジオジオのまわりを飛び回ります。

年老いたライオンと小鳥との心の交流を優しいタッチで描きます。

作者情報


岸田衿子(きしだえりこ)


詩集に『ソナチネの木』(青土社)、『いそがなくても いいんだよ』(童話屋)ほか。エッセイ集に『草色の切符を買って』(青土社)、絵本に『かばくん』『かばくんのふね』『ジオジオのかんむり』『きょうのおべんとう なんだろな』『どこで おひるね しようかな』『くまとりすの おやつ』、詩の絵本に『木いちごつみ』『てんきよほう かぞえうた』(以上、福音館書店)、『森のはるなつあきふゆ』(ポプラ社)、『どうぶつはいくあそび』(のら書店)などがある。2011年没。

中谷千代子(なかたにちよこ)


1930~1981 東京に生まれた。東京芸術大学美術学部卒業。1963年、絵本の研究のために渡欧。絵本に『かばくん』『かばくんのふね』『くいしんぼうのはなこさん』『いちごばたけのちいさなおばあさん』『ジオジオのかんむり』(以上福音館書店)、『ちいさいモモちゃん』(講談社)、『スガンさんのやぎ』(偕成社)などがある。

書誌情報


読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:1960年7月1日(こどものとも)
通巻:−

※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。