作者
小池アミイゴ 作
内容紹介
「ダンスの れんしゅうを はじめるよー」。
ぺんくんが呼びかけると、水族館の生きものたちが集まってきて、ダンスレッスンが始まりました。
ぺんくんの動きに合わせて、ラッコが貝殻のカスタネットを鳴らしたり、魚がひれで水を叩いたり、かにが難しいステップに挑戦したりと、大いに盛り上がります。
一緒に踊りだしたくなる絵本です。
担当編集者 より
絵本制作の過程において、普段、編集者は原画が完成する瞬間に立ち合うことはありませんが、『ぺんくんの ダンスすいぞくかん』ではその瞬間に居合わすことができました。
小池アミイゴさんが段ボールで作った水族館の生きものたちを、カメラマンのスタジオに運び込み、そこに設営した舞台(水族館)に並べ、命を吹き込み、撮影し、絵本の“絵”を完成させました。
40年来の知己というカメラマンの坂上俊彦さんとは息もピッタリ。小池さんは、波の置き方など細部にこだわったり、制作物をその場で切ったり動かしたりして大胆に手を加え、ご自身が創作したものたちが見せる表情の豊かさにワクワクしながら絵本の場面を作っていかれました。
読者の子どもたちにそのワクワクが伝わり、ぺんくんと一緒に飛んだり跳ねたりずっこけたりして、この絵本を楽しんでくれればと思います。
作者情報
小池アミイゴ(こいけあみいご)
群馬県生まれ。セツモードセミナーで絵と生き方を学ぶ。フリーのイラストレーターとして1988年から活動スタート。書籍や雑誌、広告等の仕事に加え、クラムボンのアートワークなど音楽家との仕事多数。2000年以降は日本各地を巡り、地方発信のライブイベントや絵のワークショップを重ね、近年では、台湾など海外にも活動の場を広げる。絵本に『とうだい』(福音館書店)『水曜日郵便局 うーこのてがみ』(KADOKAWA)『はるのひ』(徳間書店/第27回日本絵本賞受賞)『ポストがぽつん』(アリス館)、童話の挿絵に『小さな赤いめんどり』(こぐま社)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2024年07月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 568号 |