作者


ひがしちから

内容紹介


ダンボール箱、みーつけた。

ほら、中に体がすっぽり入るよ。

後ろから押してもらうと……やった、動いた! 

すすめ、ぼくのダンボール号! 

この絵本には、電車ごっこやキャタピラ、そりなど、身近なダンボールを使った乗り物が次々に登場。

いずれも工作にカッターやハサミは不要の、子どもでも安心して楽しめる遊び方ばかりです。

さあ、ダンボール号で出発進行!

編集担当者 より


 

私たちの身の回りで大活躍しているダンボール。そんなダンボールを遊び相手に、思いっきり乗り物遊びを楽しもう、というのが今回の絵本です。
箱に入るとすぐに笑顔が弾ける子どもたちですが、箱が乗り物のように動くと、子どもたちの目はさらに輝きを増します。手押し車や電車ごっこ、キャタピラにそりと、絵本の「ダンボールごう」は次々に変身しますが、これらを作るのにハサミやカッターはいりません。いずれも子どもが安全に作って遊べる「ダンボールごう」ばかりです。
作者はひがしちからさん。『えんふねにのって』(BL出版)など多くの絵本を手がけるひがしさんは、20年以上にわたり造形教室で未就学の子どもたちと関わってこられました。ダンボールは造形教室でも大人気の素材だそう。今回の絵本には、ひがしさんが実際に子どもたちと楽しんだ遊び方の中から、選りすぐりのダンボールごうが登場します。ひがしさんは「軽くて丈夫、そして変形自在なダンボールは、子どもの想像力を引き出して、とことん一緒に遊んでくれる最高の友だちなんです」とおっしゃいます。
絵本を読んだら、ぜひダンボールと友だちになって仲良く遊んでみてください。

作者情報


ひがしちから


1972年大分県に生まれる。筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザイン科卒業。2004年、第5回ピンポイント絵本コンペで優秀賞を受賞。受賞作をもとにつくった『えんふねにのって』(ビリケン出版)でデビュー。作品に『ぼくのかえりみち』『いま、なんさい?』『えんふねにのって』(BL出版)『ぼくひこうき』(ゴブリン書房)『ユキコちゃんのしかえし』(偕成社)『おむかえ』(佼成出版社)『どーん、じゃんけんぽん』(世界文化社)など多数。挿絵に『だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ』(偕成社)『魔女ののろいアメ』(PHP研究所 )など。翻訳書に『ニブルとたいせつなきのみ』(ビリケン出版)がある。

書誌情報


読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:23×20cm
初版年月日:2024年12月01日
通巻:ちいさなかがくのとも 273号