作者
松岡達英 作
内容紹介
ガラス張りの大きな温室に入ると、そこは熱帯の世界。
温室では部屋ごとに温度や湿度が調節してあり、それぞれの環境にあった植物が植えられています。
バナナやマンゴーなどのトロピカルフルーツの花や実を見られる部屋があるかと思うと、湿度を高くしてある部屋ではおばけみたいな葉っぱのシダ、乾燥した部屋ではサボテンや多肉植物が見られます。
さあ探検しよう!

担当編集者 より
この絵本に出てくる温室は、松岡達英さんがこれまでに訪ねた数々の温室をもとに作った架空の温室です。ほんとうにある温室ではありませんが、温室のおもしろさがいっぱいつまっています。
編集担当者も、この企画をきっかけにあちこちの温室に行きました。ガラスとフレームで作られる温室はそれぞれユニークな形をしていて、ピラミッドのようだったり宇宙船のようだったり、中に入る前からわくわくします。温室の中もそれぞれいろんな工夫があって、滝のしぶきをあびる植物を見たり、ウツボカズラのアーチをくぐったりしたことも。同じ温室を再訪すると、咲いていた花が実になっていたりするのもたのしい発見でした。じっさいの温室では、植物名を示すプレートに原産地が記されていることが多いのですが、この絵本では省いています。まずはたのしく探検して、この地球にあるおもしろい植物とたくさん出会ってください。
作者情報
松岡達英(まつおかたつひで)
1944年、新潟県長岡市に生まれる。日本はもとより、中南米、アラスカ、オセアニア、東南アジアなどでの取材経験を活かし、数多くの自然科学絵本を執筆。『ジャングル』(岩崎書店)で児童福祉文化賞と日本科学読物賞、『野遊びを楽しむ 里山百年図鑑』(小学館)で第58回小学館児童出版文化賞、『イモリくん ヤモリくん』(岩崎書店)で第22回日本絵本賞を受賞。「あまがえるりょこうしゃ」シリーズ、『冒険図鑑』『くさはら どん』『よるになると』『地球がウンチだらけにならないわけ』(以上、福音館書店)など著書多数。新潟県長岡市在住。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :25×23cm |
初版年月日 | :2024年12月01日 |
通巻 | :かがくのとも 669号 |