作者
いしだえつ子 ぶん 斉藤俊行 え
内容紹介
男の子がおかあさんと一緒に広い公園にきました。
背の高い木に触れ、遊具で遊び、生き物を観察して、心ゆくまで楽しみます。
小川の踏み石を渡ったり、木の枝を拾ったり、男の子のいきいきとした姿からは、身近な自然のなかで遊ぶ楽しさが伝わってきます。
公園で過ごす一日を、きらめく光や風までも感じられるほど、のびやかに描いた絵本です。

担当編集者 より
少し前に保育園に伺う機会がありました。その日はまさに、こうえんびより。年少さんと一緒に近くの公園に出かけ、虫を探し、どんぐりや葉っぱを拾いました。帰り道、見つけたものを大事そうに抱えた子どもたちはみんな満足そう。その晴れやかな表情が印象に残りました。
何てことないのだけれど、よく晴れて気持ちがよくて、今日は楽しかったと思える“完璧な一日”。子どもにとってのそんな一日を表現したいといういしだえつ子さんの文章を受けて、理想的な公園を描いてくださったのは斉藤俊行さん。のびやかに描かれた絵からは、きらめく光や、風までも感じられます。
ぽかぽかの陽気が待ち遠しい、この季節。絵本をとおして、公園で過ごす一日を心ゆくまでお楽しみいただけるとうれしいです。
作者情報
いしだ えつ子
1969年、名古屋市生まれ。絵本に『かいものづくし』『どんぐりずもう』(「こどものとも年少版」2014年11月号)『おにいちゃんのサメ』(「こどものとも年中向き」2014年8月号・以上、福音館書店)など。著書に詩画集『虹の小人』(画・黒岩有希、沖積舎)などがある。東京都在住。
斉藤 俊行(さいとう としゆき)
福島県に生まれる。武蔵野美術大学卒業。イラストレーター、デザイナーとして活躍中。絵本に『クリスマスの ふしぎな はこ』『おじょらぽん』『かぜ フーホッホ』『こおり』『かしこい単細胞 粘菌』『しも』(「ちいさなかがくのとも」2024年1月号・すべて福音館書店)などがある。千葉県在住。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2025年3月1日 |
通巻 | :こどものとも年少版 576号 |