作者

高橋潤子 ぶん　北谷しげひさ え

内容紹介

「ねむーい ねむい クレヨンさん。おおきい あくびを ふわぁ～」

「みんな ならんで ねんね ねんね おやすみね」。

大きなあくびをしたら、こねこはもこもこの毛布の上で、くっくたちは体をくっつけて、ぐっすりと眠ります。

登場人物たちが心地よさそうに眠る姿や、ゆったりとねんねに誘われるようなリズムのいい言葉が魅力の、おやすみなさいの絵本です。

担当編集者 より

　

　クレヨンもこねこも、そしておつきさまも、大きなあくびをして、ぐっすり眠ります。それぞれの居心地のいい安心できる場所で、家族や仲間、愛着のあるものといっしょに。

　この絵本では「ねむーい ねむい」「ねんね ねんね おやすみね」と、ゆったりとした、リズムのいい言葉がくり返されます。ねんねに気持ちよく誘われるような言葉です。登場人物たちが心地よさそうに眠る姿と相まって、赤ちゃんはおやすみの時間がうれしくなることでしょう。読んでいる大人もいつの間にかうとうとしてしまうかもしれませんね。

　北谷しげひささんの絵からは、穏やかに安心した気持ちで眠る幸福感が伝わってきます。大きくあくびをする表情がおもしろく、眠っている姿はとても気持ちよさそう。お子さんとゆったりした気持ちでお楽しみいただけたらと思います。

作者情報

高橋潤子（たかはしじゅんこ）

兵庫県丹波篠山市生まれ。愛知県立芸術大学デザイン科卒業。グラフィックデザイナー。2006～08年育児雑誌「ぷちちお」（ジャパンマシニスト社）にて「ぷちちお プチ童話」を連載。2023年に絵本『ひげおじさん』（北谷しげひさ絵／講談社）を出版。

北谷しげひさ（きたたにしげひさ）

大阪府生まれ。愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業。日本デザインセンターを経てアートディレクター、イラストレーターとして独立。ボローニャ国際絵本原画展入選以降、絵本を多数出版。絵本に『マアリン村のどうぶつたち』（高橋潤子文）『ぞうさんの ふうせん』（内田麟太郎文／講談社）などがある。相模女子大学教授を12年間務める。相模女子大学名誉教授。

書誌情報

読んであげるなら：0才から
自分で読むなら：―
定価：460円（税込）
ページ数：22ページ
サイズ：20×19cm
初版年月日：2024年12月01日
通巻：こどものとも0.1.2. 357号