作者 


小松義夫文・写真

内容紹介


世界の多くの国では、町の一番中心には、広場があります。屋台が集まったり、お祭りが開かれたり、市場がたったりと、広場には楽しいことと、人々の笑顔がいっぱい! あちらこちらに小さな銅像がかくれている広場や、洗濯物がしかれた広場、春になると消えてしまう広場など、その土地土地の文化と人々の暮らしを、美しい写真で伝えます。

担当編集者 より


以前テレビの旅行番組を観ていて、カナダのケベックという町について、「広場を中心にして町が形づくられていった」と紹介されていて、おやっ? と思いました。城下町や門前町、宿場町など、日本では町の中心と言えば、何らかの建物があるものだと思っていましたから。町の中心が広場って、どういうことでしょう?
しかし写真家の小松義夫さんに伺うと、日本以外の国では、「町の中心は広場」が当たり前なのだそうです。これまで「たくさんのふしぎ」で、世界各国の様々な「家」を紹介してきてくれた小松さん。数十年にわたる取材で撮影していてたのは、もちろん家だけではありませんでした。世界各国の人びとの暮らしを撮影するなかで、「広場」の写真もたっぷり過ぎるくらい撮っていたのです。今号では、そんな広場の魅力をたっぷりと伝えてくれています。

作者情報


小松義夫(こまつよしお)


1945生まれ。写真学校で学び中途でエジプトへ渡航。スイスで暗室仕事ののち、車で地中海一周を試み、車の故障により中途で断念。イタリアのローマから汽車でシベリア鉄道を経由で帰国。スタジオ勤務後に東ヨーロッパ、中近東取材をきっかけにフリーランスとなる。その後、世界中の家の姿、形を求めて世界各国に足を運ぶ。著書に「地球生活記」「地球人記」(福音館書店)、「セネガル 貝がら島のマドレーヌ」(偕成社)など多数。「たくさんのふしぎ」には、『世界あちこち ゆかいな家めぐり』『家をかざる』『家をまもる』などがある。


書誌情報


読んであげるなら:小学三年生から
自分で読むなら:―
定価:810円(税込)
ページ数:40ページ
サイズ:25×19cm
初版年月日:2025年05月01日
通巻:たくさんのふしぎ 482号