作者
へんみあやか 作
内容紹介
ここは、とある掃除機工場。工場長は小さな象です。
仕事をさぼって眠ってしまった工場長。その姿は、なんだか工場で作っている掃除機そっくりです。
そこへやってきたのは新入りの作業員さんたち。寝ている工場長を掃除機だと思い込んで、ベルトコンベヤーに乗せてしまいます。
出荷された工場長の運命やいかに……?
とぼけたユーモアに思わず笑ってしまう一冊。

担当編集者 より
ねずみのどろぼうが餅を盗んだり、うさぎのお父さんの車が縦横に伸び縮みしたり。へんみあやかさんの生み出す物語は、どれも奇想天外です。
本作の主人公は、掃除機そっくりの、小さな象の工場長。工場で居眠りをしていたら、新入りの作業員が掃除機だと勘違いして、ベルトコンベヤーに乗せてしまいます。間違えて出荷されてしまう工場長なんて、前代未聞ではないでしょうか。
見返し(表紙の裏)には、たくさんの掃除機のシルエットが模様のように並んでいるのですが、よーく眺めてみると、ここにも工場長が紛れ込んでいるようです。
また、裏表紙の隅っこにも小さな掃除機(こちらは本物)がいたりと、絵本の隅々まで楽しんでいただける一冊になっています。
ところで、あなたの家の掃除機の調子が悪かったら、コードをよく見てみてください。もしかしてそれ、しっぽじゃありませんか?
作者情報
へんみあやか
1991年、福岡県古賀市生まれ。大学で幼児保育、トムズボックスワークショップで絵本を学ぶ。現在はテレビ視聴の傍ら、間食の摂取や昼寝などの活動を行っている。絵本の刊行は『もちどろぼうと おまわりさん』(「こどものとも年中向き」2023年1月号)、『うさぎのおとうさんが かった へんなくるま』(「こどものとも年少版」2024年1月号/福音館書店)に続いて3作目。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :32ページ |
サイズ | :26×19cm |
初版年月日 | :2024年06月01日 |
通巻 | :こどものとも 831号 |