作者
大島英太郎 さく
内容紹介
ジャングルを、動物たちを乗せたバスが走っています。
運転手はマントヒヒさん。停留所で次々に動物たちが乗ってきますが、キリンは窓から首を出したり、ナマケモノは上のてすりにぶら下がったり……みんな思い思いの自由な格好です。
バスが走っていくと、大きな木が道に倒れていて……。
動物たちの個性あふれる乗り方が楽しい、クスッと笑えるほのぼのしたお話です。

担当編集者 より
ジャングルを走るバスに、動物たちが思い思いの格好で乗ってくる本作。その様子は、おおらかでユーモラスで、思わずほほえんでしまいます。こんなバスが本当に走っていたら、楽しいですよね。
作者の大島英太郎さんは、『とりになった きょうりゅうのはなし 改訂版』など、恐竜をテーマにした絵本でおなじみですが、動物も大好きな方。今回の作品では、いろいろな動物を登場させてくださいました。実際にジャングル(やサバンナ)にいる動物たちの、リアルでありながら愛らしい造形とキャラクターに、子どもたちはきっと心惹かれることでしょう。
また、大島さんは幼い頃から物語絵本にも親しまれてきた方で、『たぬきのどっきりはっぴょうかい』(「こどものとも年中向き」2018年2月号)などフィクションの絵本も創作されています。本作も、小さなお子さんがワクワクできるお話に仕上げてくださいました。
動物たちがバスに乗って市場へ買い物に出かけるような世界を心に思い描き、豊かに想像を膨らませていただけたらうれしいです。
作者情報
大島 英太郎(おおしま えいたろう)
栃木県生まれ。十代のころから野鳥に興味を持ち、自宅に近い渡良瀬遊水地に通って鳥の観察を続けている。また子どもの頃、恐竜に関する質問状を国立科学博物館の研究者に送ったのがきっかけで、恐竜にも興味を持つようになる。おもな絵本に『とりになった きょうりゅうのはなし 改訂版』『きょうりゅうの おおきさって どれくらい?』『羽毛恐竜』『恐竜のあたまの中をのぞいたら』『日本にいたゾウ』(「たくさんのふしぎ」2024年12月号)『きょうりゅうの しっぽ』(「かがくのとも」2023年5月号)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2025年8月1日 |
通巻 | :こどものとも年少版 581号 |