作者
くら ささら さく 嶽 まいこ え
内容紹介
子どもたちが眠っている間の、夜の世界を描いた絵本。
子どもたちにとって最も身近な未知の世界、「夜」を描いた絵本です。誰もいない公園、真っ暗な路地、点滅を繰り返す夜間信号、工事中の大通り……。やがて夜明けがやってきて、世界は少しずつ色と形を取り戻していきます。子どもたちがぐっすり眠っている間の知られざる夜の世界を、精緻な言葉と美しい絵で描きます。

作者情報
くら ささら
1968年、神奈川県生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。『神様の住所』(朝日出版社)にてBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。絵本に『ステッドのホテル』『クックククック レストラン』(ともに福音館書店)など。
嶽 まいこ (だけ まいこ)
1985年、石川県生まれ。金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻卒業。書籍、広告などのイラストレーションを手がけるほか、『すきなこと にがてなこと』(くもん出版)、『ペンギンのトビオ』(偕成社)など児童書の仕事も多数。
担当編集者 より
5~6歳にもなると「自分が眠っている間、外の世界はどうなっているんだろう?」と疑問を持ったことのある子も、少なからずいるのではないかと思います。編集担当もそんな子のひとりでした。夜中に布団からこっそり抜け出して、窓から家の外の通りを眺めてみたこともありました。「あの車はどこに行くのだろう?」「夜中の幼稚園には何かがいたりするのかな?」などと、空想していたものです。子どもにとって「夜」とは、最も身近な未知の世界と言えるかもしれません。
本作は、普段なかなか見られないような、いろいろな場所の夜を垣間見る絵本です。絵をじっくり見ると、思わぬ発見もあることでしょう。どうぞ、絵本のなかの夜の探検を心ゆくまでお楽しみいただけたらと思います。
そして、夜眠るときに「近所のあの場所は今ごろどうなっているのかな?」などと、それぞれに想像してもらえたら嬉しいです。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :25×23cm |
初版年月日 | :2025年11月01日 |
通巻 | :かがくのとも 680号 |