作者


岡田よしたか

内容紹介


私のお父さんはすごく背が高い。

だから、寝る時は足が家からはみ出してしまいます。

夜中、イヌがやってきて、寝ているお父さんの足におしっこをかけました。

でも、お父さんは起きません。

今度は、カマキリがやってきて、足の裏をくすぐりました。

でも、お父さんは起きません。

次々にやってくる生き物たちと、起きないお父さんのやり取りが笑いを誘う絵本です。

担当編集者 より


子どもたちはユーモアの絵本やナンセンスの絵本が大好きです。

「こどものとも年少版」では、そのような作品を子どもたちに届けたいと考えています。

9月号は、『特急おべんとう号』(福音館書店)『ちくわのわーさん』『うどんのうーやん』(ともにブロンズ新社)など、ユーモラスな作品をつくられている岡田よしたかさんが登場です。

岡田さんは、お子さんの友人にひさしぶりに会ったとき、背が伸びているのを見て、「この調子でいったらハタチになったら、5メートルはいくなあ」と言ったり、ご自身の健康診断でここ数年、身長が数ミリずつ縮んでいるのを見て「330歳ぐらいで影もカタチもなくなるんではないか」と想像したりしているそうです。

『おとうさんが ねるときは』もそんな岡田さん独特の発想から生まれました。

絵本を読んだあと、もし寝るときに家から足が出ていたら他にどんなことが起きるか、最後、頭を出して寝ることにしたお父さんはどうなってしまうのか、親子で想像して楽しむのもおすすめです。

お子さんから奇想天外なアイデアが飛び出してくるかもしれませんよ! 

作者情報


岡田よしたか(おかだよしたか)


画家・絵本作家。1956年、大阪府生まれ。愛知県立芸術大学油画科卒業。1987年より10年間、大阪市の無認可共同保育所で働きながら、個展、グループ展を重ねる。絵本に『ちくわのわーさん』『うどんのうーやん』『こんぶのぶーさん』(以上、ブロンズ新社)など。童話に『特急おべんとう号』『おーいペンギンさーん』(ともに福音館書店)がある

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2021年09月01日
通巻:こどものとも年少版 534号