作者
広野多珂子 作
内容紹介
「はっぱの なかで みいつけた/なにかな なにかな」。
葉っぱの中から姿を現したのは、桃。それから、りんご、メロン、いちご……色とりどりの果物が葉っぱの中から姿を現します。
この絵本は、いわば果物の「いないいないばあ」の絵本です。
みずみずしく、美しく描かれた果物はまるで目の前にあるかのよう!
美味しそうな果物に思わず手がのびてしまいます。
編集担当者 より
作者のひろのたかこさんは、この絵本に出てくる果物すべてをご自宅の庭で育てられ、生長していく姿を実際に見ながら、一つ一つ丹念に描いてくださいました。
果物は様々な季節のものが登場していますから、本描きだけでほぼ1年もの歳月をかけてくださったことになります。
果実だけでなく、葉の生命力ある姿も描きたいと、絵の表現として、葉脈などは少し強調して描かれたそうです。
そんな大変な労力をかけ、愛情を込めて描かれた果物は、美しく、みずみずしく、まるで目の前にあるかのよう!
この絵本は、隠れていた葉っぱの中から姿を現す、いわば果物の「いないいないばあ」の絵本です。
「いないいないばあ」が大好きな赤ちゃんをきっと魅了することでしょう。
赤ちゃんが絵本の中の本物のような果物に手をのばし、にっこり笑ってぱくっと食べてくれたなら、こんな嬉しいことはありません。
(この作品は、ひろのさんが以前作られた、野菜がテーマの『はっぱのなかで みいつけた』(「こどものとも0.1.2.」2005年9月号)の姉妹編にあたります。)
作者情報
広野多珂子(ひろのたかこ)
1947年、愛知県生まれ。スペインのシルクロ・デ・ベーリャス・アルテスで美術を学ぶ。絵本の作品に『ねぼすけスーザのおかいもの』などの「ねぼすけスーザ」シリーズ、『おさんぽ おさんぽ』『こねこが にゃあ』(0.1.2.えほん)『ピーテル、はないちばへ』『ぼくの もものき』『ハートのはっぱ かたばみ』(多田多恵子 文)『ぞうきばやしのすもうたいかい』(廣野研一 絵)『あーそーぼ あーそーぼ』(「こどものとも0.1.2.」2019年4月号・以上、福音館書店)など多数。挿絵の作品に『魔女の宅急便その2』(角野栄子 作・福音館書店)など。千葉県在住。
書誌情報
読んであげるなら | :0才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :22ページ |
サイズ | :20×19cm |
初版年月日 | :2021年06月01日 |
通巻 | :こどものとも0.1.2. 315号 |