作者


増田純子

内容紹介


フライパンで目玉焼きを作ります。

「たまごを ぽん。わりましょう」「じゅっ。やきましょう」「もうひとつ ぽん。わりましょう」「じゅっじゅっ。やきましょう」。

擬音の「ぽん」「じゅっ」という言葉の響きと、切り絵のくっきりとした形、フライパンの黒、卵のの白身の白、黄身の黄色、それぞれの色のコントラストが赤ちゃんをひきつける絵本です。

編集担当者 より


卵を使った料理は、たまごやき、スクランブルエッグ、オムライスとたくさんありますが、そのシンプルさと作りやすさから、めだまやきはとても身近な料理です。

醤油をかけたり、塩こしょうをかけたりと、味つけが人それぞれなのも面白いですね。(ちなみに作者の増田純子さんは醤油または塩派、編集担当はケチャップ派です。)

今作は、めだまやきを焼く様子を丁寧に見せていくシンプルな絵本ですが、擬音の「ぽん」「じゅっ」という言葉の響きにくわえ、切り絵のくっきりとした形、フライパンの黒、卵の白身の白、黄身の黄色、それぞれの色のコントラストが赤ちゃんをひきつけます。

さらに2つ並んだめだまやきの黄身が、人の顔の目のように見えるところも赤ちゃんに楽しんでもらえるのではと思います。

赤ちゃんがどんなふうに受け取ってくれるか、楽しみです。

作者情報


増田純子(ますだじゅんこ)


1952年、静岡県生まれ。女子美術短期大学グラフィックデザイン教室卒業。企業のデザイナー、画廊勤務をへて、1985年より小笠原母島に2年、新島に2年、韓国釜山市に3年在住。2000年より絵本制作をはじめる。福音館書店での作品はすべて「こどものとも0.1.2.」で、『にわとりの たまご』(2003年6月号)『じどうしゃぱん』(2004年6月号)『ほっぷ すてっぷ かぶとむし』(2005年8月号/現在、単行本)『おさかな いっぱい』(2011年5月号)『ぽつぽつぽつ』(2013年6月号)『かあーかあー からすさん』(2015年10月号)『ぱっちり おはよう』(2017年4月号)『たこさん たこさん』(2019年8月号)『かもさんおやこの おさんぽ』(2020年8月号)がある。19匹のネコと生活している。めだまやきは醤油または塩派。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2022年01月01日
通巻:こどものとも0.1.2. 322号