作者


こさかまさみ 文/平澤朋子

内容紹介


ちいちゃんが、ほそくきったおりがみを、つなげてつなげて、わっかざり。

輪かざりをつくるちいちゃんの楽しそうな様子に誘われて、動物たちがやってきました。

ちいちゃんはみんなにも輪かざりをつくってあげます。

すると、どこからか「いいなあ、いいなあ、ほしいなあ」という声がして――。

ものづくりの楽しさが広がっていく、元気なお話の絵本です。

担当編集者 より


主人公ちいちゃんが、輪かざりづくりの楽しさを周りにどんどん広げていく元気なお話です。

好きなことに夢中になるすばらしさ、周りのみんなが「いいなあ」と集まってきてくれるうれしさが描かれます。

小さいコガネムシの力を借りて大きな家を飾る、大満足の結末です。

こさかまさみさんのシンプルでリズミカルな文章が、生き生きと物語を進めます。

平澤朋子さんの原画は色鉛筆とカラーマーカーで描かれており、春らしく明るい光の中で元気に活躍する子どもたちを表現しています。

こさかさんは、絵本の楽しみのひとつに、「絵本の中のことが実際の生活とつながること」があるとおっしゃいます。

この絵本を読んだあと、園で、親子で、輪かざりづくりをしてみませんか? きっと絵本の楽しみがもっと広がりますよ。

作者情報


こさかまさみ


兵庫県生まれ。絵本に『どうぞ どうぞ』(「こどものとも年少版」2019年3月号)『リュック しょって ピクニック』(「こどものとも年中向き」2018年5月号)『こいのぼりじま』(「こどものとも」2013年5月号)など。童話に『オニタロウ』『おばけのクリリン』(すべて福音館書店)がある。東京都在住。

平澤朋子(ひらさわともこ)


イラストレーター。挿絵・装画の仕事に『トメック』『ハンナ』『緑の模様画』(以上、福音館書店)『わたしちゃん』(小峰書店)、絵本の仕事に『巨人の花よめ――スウェーデン・サーメのむかしばなし』(BL出版)『コケのすきまぐらし』(「たくさんのふしぎ」2021年10月号・福音館書店)など。http://studio-dessin.com

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2022年04月01日
通巻:こどものとも年少版 541号