作者


関口シュン

内容紹介


火星に金星。ベガにアンタレス……。

夜空には、いろんな星が輝いています。

昔の人たちは、星をながめてさまざまな想像をしてきました。

星同士をむすんで星座をつくったり、星を神さまに見立てたり、星の動きから何かを予想しようとしたり……。

星好きのおばあちゃんが、先人たちが想像してきた豊かな星の世界を案内します。

担当編集者 より


この本に登場するおばあちゃんは、大の星好き。高原に住み、昼は野菜を育て、夜は星をながめて暮らしています。そんなおばあちゃんの家に、街に住む孫娘・ルナがやってきました。

おばあちゃんはルナに、星空の話をはじめます。昔の人は、わく星たちを個性ある神さまと考えていたこと。当時のありがたいものを星座にして夜空に上げたこと。星の動きを観察して、何かを予想しようとしたこと……。

昔の人の星空への想像力は、今の時代でもわたしたちをワクワクさせてくれます。こんど星をながめるとき、昔の人が想像した星々の世界に思いをはせつつ、輝く星から自由な想像をふくらませてみると、宇宙がもっと身近に感じられるかもしれません。

作者情報


関口シュン(せきぐちしゅん)


1957年、東京生まれ。永島慎二氏に師事し漫画家として月刊ガロにてデビュー。漫画作品のほかに学習絵本作品や児童読み物、犬猫のしつけ本の挿絵など活躍は多岐にわたる。主な作品に『星空の話』(福音館書店)、『日食・月食のひみつ』(子どもの未来社)、『地球の中に、潜っていくと…』(たくさんのふしぎ2019年12月号)などがある。また、心理占星術家として30年以上のキャリアをもち、講座やセミナーなどで後進の育成にあたっている。主な占星術の関連本『はじめての心の星うらない』(かもがわ出版)など。

書誌情報


読んであげるなら:―
自分で読むなら:小学中学年から
定価:770円(税込)
ページ数:40ページ
サイズ:25×20cm
初版年月日:2022年09月01日
通巻:たくさんのふしぎ 450号