作者
へんみあやか 作
内容紹介
うさぎのお父さんがくるま屋さんに行くと、へんなくるましか残っていませんでした。
しかたがないので、へんなくるまを買って、早速乗って帰りました。
くるまは「ぷっぷっぷー」と順調に走り出しましたが、やがて「ぴっぴっぴー」と伸びたり、「ぺっぺっぺー」と縮んだり、「ぷる ぷる ぷる」と震えたり……。
擬音も楽しいへんてこなお話です。

担当編集者 より
軽快な音を奏でながら七変化するへんなくるまを描いた本作ですが、へんみあやかさんと編集担当は、この本ができるまでずいぶんと色々なへんな車の案を出し合いました。
どんな案があったのかといいますと……。
「ちっちっちー」と小さくなったり、「ころころころ」と転がったり、「びりびりびり」と破れたり、「どんどんどん」と太鼓の形になったり、「ふわふわふわ」と風船になって飛んでいったり……。
へんみさんからは次々と奇想天外なアイデアが湧き出てきて、編集部に送られてきたアイデアスケッチの山は、どんどんどんどんうず高くなっていきました。その中から選りすぐりのへんなくるまたちを登場させ、明るいユーモアにくるまれた楽しい作品ができあがりました。
ほかにもこんなへんなくるまがあったら面白いね、などと思い巡らせながら、子どもたちとお楽しみいただければと思います。
作者情報
へんみあやか
1991年、福岡県古賀市生まれ。幼少期に、マラソンよくがんばったで賞を3度受賞。7歳の頃、先生をママと呼んでしまい注目を集める。大学で保育士資格、幼稚園教諭免許を取得。社会人となり、ミッフィーちゃんの布製ティッシュケースのガチャガチャを回し、雪遊びの柄を取得。トムズボックスワークショップで絵本を学ぶ。絵本の刊行は『もちどろぼうと おまわりさん』(「こどものとも年中向き」2023年1月号/福音館書店)に続いて2作目。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2024年01月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 562号 |