作者


小野寺悦子 文/伊藤夏紀

内容紹介


もぐらのもぐたさんは、お弁当をもって、たんぽぽ野原にさんぽにでかけます。

「たんぽぽのはらへ たんぽぽさんぽ んぽ んぽ んぽぽ んぽ んぽ んぽぽ」

さんぽの歌を歌いながらいくと、それに誘われていろいろな虫たちが次々仲間に入ってきました。

思わず声を合わせたくなる子どものオペレッタのような楽しい作品です。

編集担当者 より


「うたとリズムでできている子ども時代」という小野寺さんのことば、すてきですね。

子ども時代は、本当にことばに敏感です。

楽しいことばに出あったら、子どもたちはすぐに何度も口に出して、自分のものにしてしまいます。

きっとこの「たんぽぽさんぽ」のうたも気に入ってくれることでしょう。

「んぽぽ んぽぽ…」と口にしただけで子どもも大人も楽しくなってしまいますからね。歌い方は自由、とにかく楽しんで歌ってください。

絵を担当した伊藤夏紀さんも春の散歩をイメージしてうきうきしながら絵を描かれたそうです。

そうしたら、なんと伊藤さんの家の庭にもカワラヒワがやってきて、いい声で鳴いていたそうですよ。

この絵本ができるまでをカワラヒワさんも楽しみにしていてくれたのでしょう。

作者情報


小野寺悦子(おのでらえつこ)


絵本)『あいうえどうぶつ おしごとなあに』(「こどものとも」2014年5月号)『さあ あてて ぼくは だれでしょう』(「こどものとも年中向き」2018年4月号)『どろんばあ』(幼児絵本)『こうま』(「こどものとも0.1.2.」2009年6月号)『つららが ぽーっとん』『あーと いってよ あー』(ふしぎなたねシリーズ/以上、福音館書店)など多数。詩集に『これこれおひさま』(のら書店)などがある。岩手県在住。

伊藤夏紀(いとうなつき)

1981年、東京都生まれ。2007年より作品を発表し始め、2011年から毎年個展を開催。2014年第3回MOE創作絵本グランプリ佳作を受賞。絵本に『ようこそ! ティールームことりへ』(文・どいかや アリス館)『ハンカチやさんのチーフさん』(文・どいかや 白泉社)がある。個展などで作品を発表しながら、絵本の創作に意欲的に取り組む。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:26×19cm
初版年月日:2020年04月01日
通巻:こどものとも409号