作者
あべけんじ 作
内容紹介
地面にリンゴが1個落ちています。
そこへゴリラがやってきて、リンゴを拾って「りんごりら」。
次にゴリラはラッパも見つけて「りんごりらっぱ」。
そこへ、パンダの子がごろんごろんと転がりながらやってきて「りんごりらっぱんだ」。
しりとりで動物やものが登場し、ことばがどんどんつながっていく楽しいことば遊びの絵本です。
編集担当者 より
子どもたちが大好きな「しりとり遊び」。
本作は、しりとりのようでちょっと違う、ことば遊びの絵本です。
「りんご」「ごりら」で「りんごりら」、「りんごりら」と「らっぱ」で「りんごりらっぱ」と、ことばがどんどんつながっていきます。
最後は、「くり」が最初の「りんご」とつながって、「りんごりらっぱんだるまきじゃくじゃくりんごりらっぱん……」と、なんとループに!
声に出してたのしい響きは、まるで呪文のよう。
永遠に唱えつづけたくなる心地よさ。
大声で唱えながら歩き出したくなります。
ステンシル版画による素朴な味わいの絵はあたたかく、特に、ごろんと転がるパンダに思わず笑みがこぼれます。
理屈ではなく自然に体とこころが気持ちよくなる絵本、どうぞおたのしみください。
作者情報
あべけんじ
「母の友」掲載のお話に『へそのあなそこ』『いっしょうかけてもたどりつけない』『ねずみとへび』。絵本に『むすんだそのてを ひらいてみせて』(「こどものとも0.1.2.」2010年3月号)。2010年よりフランス在住。フランス語で刊行された絵本に『Les Trois Gibbons』シリーズ3冊(editions MeMo社)、同作は『さんびきのおさる』(福音館書店)として日本語版が刊行、スペイン語ほかにも翻訳されている。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :32ページ |
サイズ | :19×26cm |
初版年月日 | :2020年06月01日 |
通巻 | :こどものとも年中向き411号 |