作者
長野ヒデ子 作
内容紹介
「いちわのからすが かあ~かあ~」
「にーわのにわとり こけこっこ~」。
調子の良い言葉とともに、からす、にわとり、魚、おじいさんが次々にやってきます。
おじいさんまでそろうと「いちぬけた」「にーぬけた」と、登場人物がいなくなってしまいますが、「でておいで!」の呼びかけにまた全員が元気に集まります。
わらべ歌をもとにした、声に出して楽しい絵本。
編集担当者 より
今作は「いちわのからす」というわらべ歌をもとにしています。
この歌は、縄跳びをするときにもよく歌われますので、聞き覚えがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もとのわらべ歌の調子の良い言葉を活かし、作者の長野ヒデ子さんがとっても楽しい絵本にしてくださいました。
一羽のからすから登場し、しらがのおじいさんまでそろったあとは、次々と登場人物がいなくなりちょっと寂しい気持ちになりますが、「でておいで!」の呼びかけにまた全員が楽しげに集まる。
さらには卵が孵り、ひよこまで生まれるという愉快でおおらかなお話は、長野さんならでは。
子どもたちは、常に絵本の画面に登場する松の木とおひさまと同じ気持ちで、この絵本を楽しむことができるでしょう。
ぜひお子さんと声を合わせて楽しんでいただけたらうれしいです。
作者情報
長野ヒデ子(ながのひでこ)
1941年、愛媛県今治市生まれ。1976年に絵本『とうさんかあさん』(石風社)でデビュー。主な絵本に『おかあさんがおかあさんになった日』『まんまん ぱっ!』(長野麻子と共作)『せとうちたいこさん ふじさんのぼりタイ』(以上、童心社)『げんこつやまのたぬきさん』(のら書店)『ひっぱれば』(「こどものとも0.1.2.」2018年11月号)『くまさん はい』(「同」2014年6月号/ともに福音館書店)など。紙芝居作品も多数ある。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2021年05月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版530号 |