作者

あずみ虫 作

内容紹介

ごはんをのりで「くるりん」と巻いたら、子どもが「ぱくっ」。

ソーセージをパンで「くるりん」と巻いたら、犬が「ぱくっ」。

他にも、ネズミはトマトをチーズで巻いて、カバはニンジンをレタスで巻いて食べます。

最後はみんなで「くるりん ぱくっ」。

いろんな食材を巻いて食べる様子が楽しい、“巻く”おもしろさと、“食べる”喜びが味わえる絵本です。

編集担当者 より

前作の『じゅう じゅう じゅう』（「こどものとも0.1.2.」2017年10月号）で、食べ物をフライパンで焼く様子をおいしそうに描かれたあずみ虫さん。

今回も、ごはんの時間が待ち遠しくなるような食べ物の絵本ができました。

巻いて食べるって楽しくて、特別感もありますよね。

あずみ虫さんは、どの食べ物を組み合わせて、誰に食べてもらうか悩まれたそうですが、色合いや形、味や登場人物の好みなどを考えて、“巻く”おもしろさと、“食べる”喜びが味わえる絵本になりました。

絵はアルミ板をはさみで切って、そこに着色する、あずみ虫さんならではの手法で描かれています。

巻く前後の食べ物の形の変化や、子どもや動物たちのおいしそうな表情も魅力です。

赤ちゃんが、「くるりん」と巻かれた食べ物に手を伸ばし、「ぱくっ」と食べてくれたらうれしいです。

作者情報

あずみ虫（あずみむし）

1975年神奈川県に生まれる。安西水丸氏に師事。アルミ板をカッティングする技法で作品を制作。絵本、書籍、雑誌、広告などの分野で活動中。小説雑誌の挿絵で講談社出版文化賞さしえ賞、『わたしのこねこ』で産経児童出版文化賞美術賞受賞。その他の絵本に『おべんとう だれとたべる？』『ぴたっ！』『いもむしってね…』『じゅう じゅう じゅう』（「こどものとも0.1.2.」2017年10月号／以上、福音館書店）『おねぼうさんは だあれ？』（学研プラス）、アニメーションに「えほん寄席」（ＮＨＫエデュケーショナル）などがある。現在はアラスカと日本を行き来しながら、作品を制作している。

書誌情報

読んであげるなら：0才から
自分で読むなら：―
定価：440円（税込）
ページ数：22ページ
サイズ：20×19cm
初版年月日：2021年09月01日
通巻：こどものとも0.1.2.　318号