作者


高野秀行 文・写真/スケラッコ

内容紹介


納豆は日本だけの食べ物だと思っていませんか? 

実は納豆の仲間はアジア各地、アフリカにもあるのです。

納豆をせんべいみたいにしたり、スープにしたり、食べ方も様々。

世界中で調べた美味しそうな納豆を紹介します。

そして、日本の納豆はいつ、どのようにして生まれたのか? 大いなる謎にも挑みます。

この本を読んだらきっと誰かに納豆の話をしたくなります。

担当編集者 より


 このおもしろい納豆の話を、どうしても子どもにも読んでもらいたい。


 時に人生を変える本に出会うことがあります。担当者にとって、『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』(高野秀行 著/新潮社)がまさしくその1冊でした。

子どもの頃から納豆がずっと苦手でした。納豆を食べようと思ったことも、興味をもったこともありませんでした。

しかし、たまたまに読んだこの本には、納豆は日本だけのものではないことや、世界にはカレーやスープ、魚の揚げ物などいろんな料理に納豆が調味料として使われていること、稲ワラではない葉っぱでも納豆が作れることなど、驚くほど奥深く美味しそうな納豆の文化が紹介されていました。

さらにアジア各地でそれぞれの納豆が自分たちの食べ物として、家族のように大切にされていることが書かれていました。あまりに心動かされ、食べたことのなかった納豆を食べてみることにしました――。なんと美味しいものを知らずに生きてきたことか――。今では日々の食事に納豆は欠かせないものになっています。
 さらに、次の著書『幻のアフリカ納豆を追え そして現れた〈サピエンス納豆〉』(新潮社)では、アフリカの納豆を調べ、日本の納豆の起源に迫っていきます。

この素晴らしい納豆文化と、知らないものを探して世界をめぐるおもしろさを是非子どもにも知ってもらいと、高野秀行さんに子どもにむけた納豆の本を書いて頂きました。

そして、絵を担当してくださったスケラッコさんが、日本やアジア、アフリカでの取材の様子をいきいきと、納豆料理の数々は実に美味しそうに描いてくださっています。納豆が好きな人はもっと好きに、納豆が苦手な人もきっと好きになる絵本です。

作者情報


高野秀行(たかのひでゆき)


1966年、東京都生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍中に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。モットーは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、誰も書かない本を書く」。『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で第35回講談社ノンフィクション賞を受賞。著書に『巨流アマゾンを遡れ』『ワセダ三畳青春記』(ともに集英社文庫)『謎のアジア納豆』(新潮文庫)『幻のアフリカ納豆を追え!』(新潮社)など多数。

スケラッコ(すけらっこ)


漫画家。京都在住。著書に『盆の国』『大きい犬』『しょうゆさしの食いしん本スペシャル』(リイド社)『マツオとまいにちおまつりの町』(亜紀書房)『みゃーこ湯のトタンくん』(ミシマ社)など。挿絵の仕事に『れんこちゃんのさがしもの』(福音館書店)がある。この本をきっかけにひきわり納豆が好きになりました。

書誌情報


読んであげるなら:―
自分で読むなら:小学中学年から
定価:770円(税込)
ページ数:40ページ
サイズ:25×20cm
初版年月日:2022年1月01日
通巻:たくさんのふしぎ 443号