作者


乾栄里子 作/西村敏雄

内容紹介


 バルバルさんは床屋さん。

毎日楽しく働いていますが、今日は、ちょっとおかしなことばかりおこります。

ライオンが髪を切りにきたり、ワニがきて、髪を生やしたいといったり、ヒツジが、プードル犬のようにカットしてほしいときたり。

でも、バルバルさんは、職人です。

お客さんの満足のいくように、丁寧にてきぱきと仕事をこなしていきます。

小さな汚れたネズミかと思った最後のお客さんは、きれいにシャンプーをしてあげると、なんとリスでした。

どうして今日は動物のお客さんばかりなのかと思い、バルバルさんが看板をしまおうとすると、看板に「どうぶつの」といういたずら書きが…。


 こつこつと地道な毎日ですが、自分の仕事に誇りをもって楽しく暮らしている床屋のバルバルさんのほのぼのした世界をゆっくりお楽しみください。

テキスタイルデザインの現場で、活躍されてきたセンス抜群のお二人の初めての絵本です。

作者情報


乾栄里子(いぬいえりこ)


1964年東京に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業後、インドへ留学。バナスタリ大学でテキスタイルを学ぶ。東京都在住。

西村敏雄(にしむらとしお)


1964年愛知県に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業後、インテリアとテキスタイルを中心にデザイナーとして活動。現在、絵本の創作のほか雑誌、新聞、広告、商品開発など幅広い分野でイラストレーションとキャラクターデザインを提案している。第一回日本童画大賞最優秀賞受賞。絵本に『もりのおふろ』(幼児絵本)『どうぶつサーカスはじまるよ』(「こどものとも年中向き」・以上福音館書店)、『そこにいますか』『ぼくは孫』(以上岩崎書店)、『どろぼうだっそうだいさくせん』(偕成社)などがある。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:26×19cm
初版年月日:2003年1月1日(こどものとも年中向き)
通巻:-

※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。