作者


とみながまい 文/花山かずみ

内容紹介


「歌の時間がいやだから園に行きたくない」と、朝、玄関でグズグズする、だいちゃん。

「じゃあ、ねこまたえんに入ればいいよ」と飼いねこのミケに誘われて、ねこが通う「ねこまたえん」へ行くことにしました。

好きなことを好きなだけ、いやなことはしなくてよし、そんな自由気ままなねこたちの園生活をユーモアたっぷりに描きます。

担当編集者 より


ただでさえバタバタの朝、「登園したくない!」という我が子を平常心で受けとめるのは、なかなか難しいものです。

朝、ひっくり返ってグズグズしていただいちゃんが、にこにこごきげんで帰ってくる、この幸せなおはなしを読むと、「ねこまたえん」がうちの近所にもあったらいいなと想像して楽しい気持ちになります。

花山かずみさんの描く、個性的なねこまた先生はもちろん、ねこまたえんに通う猫たちも、じつに多種多様で魅力的。おはなしを楽しんだあとは、それぞれの猫たちの仕草や表情から、どんな子かなと想像したり、同じ猫がほかのページにいるか探したりと、ページを自由に行ったり来たりして、絵を楽しんでみてください。

作者情報


とみながまい


東京都生まれ。多摩美術大学卒業。映画や子ども番組等の監督を経て絵本作家に。絵本に『あずきの あんちゃん ずんちゃん きんちゃん』(「こどものとも」2018年3月号)『ぞーっくしょん!』(「こどものとも年中向き」2019年2月号)、『うれないやきそばパン』(金の星社)、『あなふさぎのジグモンタ』(ひさかたチャイルド)など。

花山かずみ(はなやまかずみ)


千葉県生まれ。女子美術大学卒業。建築設計事務所、デザイン事務所に勤務後、ワークショップなどで絵本を学ぶ。絵本に『せっせ せっせ』(「こどものとも年少版」2020年8月号)、『まくらのマクちゃん』(徳間書店)、『ひみつのかんかん』(偕成社)、『ゆりちゃんのおひなさま』(PHP研究所)、『どこどこ こけし』(こぐま社)など。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:26×19cm
初版年月日:2022年07月01日
通巻:こどものとも 796号