作者
内容紹介
カッパのかんたが「タンタカタンタン タンタカタン」と軽快にダンスを踊ります。
かんたの楽しいダンスに誘われて、カエルのけろりんこと、カメのくーりーも加わり、みんなで遊んだり踊ったりしながら、楽しい一日を過ごします。
テンポよく進むお話と、リズミカルな言葉や絵につられて、一緒に踊り出したくなるような楽しい絵本です。
担当編集者 より
歌のような軽快な言葉とポップな色合いの絵が魅力の『カッパのかんた』。
この絵本を読んだ子どもたちが、それぞれ思い思いの“タンタカダンス”を踊ってくれるといいなと思います。
カズコ・G・ストーンさんは「やなぎむらのおはなし」シリーズで、実際に見られる100匹以上の虫たちと水辺や草むらの植物を、色彩豊かに描かれました。
本作でも、かんたの後ろでバックダンサーのように踊る草花が描かれますが、こちらは作者のイマジネーションから生まれた植物です。
かんたが「おーい おいおい」と友だちを呼ぶ場面(P6~7)では、かんたの呼び声が遠くまで届くように花が拡声器の形になっていたり、カメが「ぼくも いれて~」と画面右端から手を出す場面(P13)では、カメの手に目がいくように、近くの葉っぱに矢印模様が描かれたりしています。
遊び心をちりばめた絵の細部にも注目して、お楽しみください。
作者情報
カズコ・G・ストーン
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。1973年渡米。絵本の作品に『サラダとまほうのおみせ』『きんいろあらし』などの「やなぎむらのおはなし」シリーズ(全9冊)、『おやすみクマタくん』(以上、福音館書店)『はなび ドーン』『なーんだ なんだ』(ともに童心社)『ダンゴムシのコロリンコくん』『蛙となれよ冷し瓜 一茶の人生と俳句』(マシュー・ゴラブ文、脇明子訳/ともに岩波書店)などがある。49年間のアメリカ生活を経て、2022年に帰国。千葉県にて創作活動を続けている。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2022年07月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 544号 |