作者
内容紹介
ある日、家に妖精がやってきて、キッチンのどこかに隠れてしまいました。
隠れたのはアチャチャという名前の熱の妖精です。
アチャチャが隠れている所は、熱の働きによって変化が生じます。その変化を手がかりに、アチャチャがどこに潜んでいるかを見つけましょう!
前代未聞!? サイエンス×ファンタジー×ミステリ×絵探しの絵本です。

担当編集者 より
科学絵本史上前例無し!? 物語も、絵も、楽しみ方も、画期的な作品です。
キッチンのどこかに隠れてしまった熱の妖精が、どこに潜んでいるのか、「絵探し」をしながら読み進めます。
熱の妖精を探すので、熱の働きを手がかりにすると見つけられます。しかし、もし熱の働きのことを知らなくとも、今読んでいるページのキッチンの絵と、以前のページのキッチンの絵を見比べて「まちがいさがし」をするように、絵に変化のある所を探しても、見つけられるようになっています。
そうして、読み進めるうちに、熱への興味がかき立てられ、読み終えると、きっと、自分の身の回りでも熱の働きを探してみたくなることでしょう。
この絵本の物語を書いたのは、京都大学大学院理学研究科にて物理学専攻修士課程修了、かつ、デビュー2作目にして本格ミステリ大賞受賞の推理作家、森川智喜さんです。
そして、絵を手がけたのは、考え抜かれ洗練された線と配色により普遍性と独自性が見事に両立しているイラストレーター、unpisさん。
絵本作品を手がけるのが初めての二人だからこそ誕生した画期的な科学絵本を、多くの人に楽しんでいただけると幸いです。
作者情報
森川智喜(もりかわともき)
推理作家。京都大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了。京都大学推理小説研究会出身。『スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ』で本格ミステリ大賞受賞。絵本は初めて。
unpis(うんぴす)
イラストレーター。ユニクロ、ルミネ、パルコ、ミスタードーナツ、IKEAなど著名企業の広告や、書籍、パッケージなどのイラストを手掛ける。作品集『DISCOVER』(グラフィック社)販売中。絵本は初めて。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :25×23cm |
初版年月日 | :2022年07月01日 |
通巻 | :かがくのとも 640号 |