作者
方軼羣 作/君島久子 訳/村山知義 画
内容紹介
食べものがない寒い冬のことです。
お腹がすいたうさぎが、かぶをふたつ見つけました。
ひとつだけ食べて、もうひとつを同じようにお腹をすかせているろばに届けますが、ろばは留守でした。
うさぎはろばの家にかぶをおいていきます。
家に帰ってきたろばは、かぶにびっくりします。
ちょうどさつまいもを手にいれたばかりだったろばは、かぶを今度は山羊に届けます。
思いやりの心をのせたかぶが、動物たちのもとをめぐる「ぐるぐる話」。
作者情報
方軼羣(ふぁんいーちゅん)
1914~2007。中華人民共和国江蘇省蘇州生まれ。上海民立中学(日本における高等学校)卒業。少年児童出版社第二編集室副主任を務めた。
君島久子(きみしまひさこ)
栃木県生まれ。国立民族学博物館名誉教授。中国民族学、文学を専攻。著訳書に『たなばた』『ほしになったりゅうのきば』『西遊記』(以上、福音館書店)など多数。
村山知義(むらやまともよし)
1901~1977。東京都生まれ。東京大学を中退、ドイツに遊学。帰国後、ドイツ表現主義美術運動を日本に紹介。劇作演出に活躍。絵本に『おなかのかわ』(福音館書店)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :32ページ |
サイズ | :26×19cm |
初版年月日 | :1965年4月1日(こどものとも) |
通巻 | :- |
※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。