作者
にしむらあつこ 作
内容紹介
「ひよこ ぴよぴよ ぴっぴっぴー」。
ひよこのぴよこは、ぴーたろうとぴのんと一緒に散歩に出かけます。
すると、大きなかえるさんに出会い、びっくり! ぴよこたちは「ぴーぴー ぴーぴー」と思わず逃げ出しますが……。
ひよこたちとかえるの温かな交流を描きます。
繰り返し出てくる「ぴっぴっぴー」の言葉が、思わず口ずさみたくなる楽しい作品です。
担当編集者 より
何度も繰り返される「ぴっぴっぴー」の言葉が、弾むようなリズム感を出している、楽しい作品です。
ぴよこ、ぴーたろう、ぴのんといったひよこのきょうだいの名前がユニークで面白いですね。「ひよこちゃんだと普通だな、ちょっと変わった名前がないかなと考えて、最初にぴよこ、そしてあとは自然に出てきた名前です」と、作者のにしむらあつこさん。
「でやんす」「だぴー」という、普段聞き慣れないくだけた表現も、にしむらさんが子どもたちに親しみを持ってほしい、クスッと笑って楽しんでほしいという願いを込めて入れたそうです。
地面に描かれたカラフルな丸や四角の形は、砂の中に混じっているいろいろな色の粒のイメージとか。裏表紙の絵を見ると、ひよこたちがお母さんに今日の報告をしているのがわかりますね。
新しい友だちとの出会いを祝福してくれるようなこの作品、「ぴっぴっぴー」と口ずさみながらどうぞお楽しみください!
作者情報
にしむらあつこ
1972年、東京都生まれ。文化服装学院で洋裁を学ぶ。卒業後、絵本の制作を始める。絵本に『ルルル ラララ』(「こどものとも0.1.2.」2012年10月号)『みっこちゃん』(「同」2016年3月号)『こんにちは みんな!』(「こどものとも年少版」2008年4月号)『だいじなくつ』(「同」2017年11月号)『ゆうびんやさんのホネホネさん』『ゆきのひのホネホネさん』『はるかぜのホネホネさん』などの「ホネホネさん」シリーズ、『ぐぎがさんとふへほさん』(以上福音館書店)『サーカス』(ほるぷ出版)、挿絵に『おともださにナリマ小』(フレーベル館)などがある。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2023年05月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 554号 |