作者
やぎゅうげんいちろう 作
内容紹介
おだんごやまがありました。
赤いだんごがやってきて、おだんごやまにのぼります。茶
色いだんごもやってきて、おだんごやまにのぼります。
黒いだんごと桃色だんごもやってきて、おだんごやまにのぼります。
おだんごやまのてっぺんでみんなで遊んで、だんごの子どもたちは帰っていきました。
あれ、夜になって、まただれかやってきたよ。
担当編集者 より
だんごの子どもたちが、おだんごやまにやってきて、登って、転がって、夜にはお月さんまでやってくるという、まるいものづくしの世界は、なんともいえず心地よく楽しいですね。まるいものには、人を和ませる不思議な力があるようです。
作者のやぎゅうさんは、「ハノイの塔」という、円盤を杭から杭へと移動させて遊ぶ立体パズルをやっているうちに、このお話を思いついたそうです。「作者のことば」によると、おだんごやまは今は80歳のおじいさんだそうですが、そう言われて見ると、おだんごやまが子どもたちを頭の上で遊ばせて喜ぶ寛容なおじいさんのように見えるし、お月さんがくれば、「ねなさーい」と言われて喜ぶかわいい子どもにも見えるので、不思議です。
読者の子どもたちはどんなふうに受け取るでしょうか?
家庭で、園で、ユニークで奥深いおだんごやまの世界をたっぷりと堪能していただければと思います。
作者情報
なまえ
じょうほう
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2023年10月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 559号 |