作者
こみねゆら 作
内容紹介
男の子が「カーテンに かくれているのは だあれ?」と呼びかけると、いたいた、くまさんがいました。
かごの後ろにはうさぎさん、椅子の下には犬さんがいました。
物陰に隠れていたぬいぐるみたちが、ページをめくると、姿を見せてくれるのが嬉しい絵本。
おやすみ前のひととき、子どもがお気に入りのぬいぐるみたちを集めて、一緒に眠るまでの幸せな時間を描きます。
編集担当者 より
小さなお子さんの中には、寝るときはいつもお気に入りのぬいぐるみと一緒、という子は多いのではないでしょうか?
編集担当の家でも、ぬいぐるみ、布製やプラスチック製の人形、おままごとで使う木のじゃがいもやトマト……などなど、様々なおもちゃが枕元を占領していました。眠りにつく直前まで、遊び友だちと一緒にいたいのか、眠りの世界に大好きな友だちも連れていきたいのか、理由は子どもによっていろいろだと思いますが、心安らかに眠りについてくれるなら、隣で寝る大人は多少狭くても痛くても致し方ありません……。
こみねゆらさんは、読者がぬいぐるみと対面する場面が、喜びに溢れた場面になるよう、ぬいぐるみたちを魅力的に、愛情こめて油絵で描かれました。一日のおわり、眠る前のひとときが、子どもたちにとって安らかで充実した時間となりますように。
作者情報
こみねゆら
熊本県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科、同大学院修了後、フランスに留学。はじめての絵本『Les deux Soeurs』をフランスで出版。小さな人形の制作もおこなっており、国内外各地でイラストと人形の個展を開催している。絵本に『しらゆきひめ』(矢川澄子再話/教育画劇)『ともだち できたよ』(内田麟太郎文/文研出版)『ミシンのうた』『ぼうし』(ともに講談社)『おもちゃのくにの ゆきまつり』(「こどものとも」2011年2月号)『もみの木のねがい』(エステル・ブライヤー、ジャニィ・ニコル再話、おびかゆうこ訳/ともに福音館書店)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :0才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :22ページ |
サイズ | :20×19cm |
初版年月日 | :2023年10月01日 |
通巻 | :こどものとも0.1.2. 343号 |