作者
あんどうとしひこ 作
内容紹介
渋滞した坂道を走っていた自動車の「あかくん」。
すると突然あかくんのからだからモクモクと煙が!
すぐにレッカー車くんが助けに来てくれましたが、あかくんは「ぼくの からだ、どうしちゃったんだろう?」と心配そうです。
レッカー車くんに修理工場まで連れていってもらい、さっそく体のなかを点検してもらうあかくん。
無事に直してもらえるでしょうか?

編集担当者 より
子どもたちに大人気の自動車「あかくん」シリーズの最新作が、満を持して登場です。
これまで街や山や高速道路を駆け抜けてきた「あかくん」シリーズは今作の『あかくん しゅうりやさんに いく』で6作目。シリーズ最初の作品『あかくん まちを はしる』が2002年の刊行なので、かれこれ20年以上に渡って子どもたちに愛されてきました。
今作では、あかくんがエンジンルームから煙をあげて、故障してしまいます。いつも元気に走るあかくんが、レッカー車に運ばれていくシーンや修理工場で点検されるシーンは、ちょっと心配になってしまいますが、自分が病院に行き、診療を受けるときの気持ちと重なる部分も多く、子どもたちも共感しながら見守ってくれるはずです。
また、絵本の中に多彩な車がたくさん登場するのが「あかくん」シリーズの見どころのひとつ。中には、シトロエン・DSやメッサーシュミット・KR200など、自動車好きにはたまらない名車たちも登場しています。そして、これまでの「あかくん」シリーズに登場してきた「あおくん」や「カフェバスくん」といった名脇役の姿も。こちらも、ぜひお楽しみください!
作者情報
あんどうとしひこ
1956年、静岡県に生まれる。桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン科卒業。広告プロダクションのイラストレーション部を経てフリーランスになる。以降、広告・雑誌を中心にイラストレーター、自動車画家として活躍している。絵本に『あかくん まちを はしる』『あかくん でんしゃと はしる』(ともに福音館書店)、『アハメドくんのいのちのリレー』(文・鎌田實/集英社)。「ちいさなかがくのとも」には、『はらぺこじどうしゃ いらっしゃい』『カフェバスくんが いく』『あかくん やまを はしる』『あかくん うみを わたる』『あかくん こうそくを はしる』がある。宮崎県在住。
書誌情報
読んであげるなら | :3才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :23×20cm |
初版年月日 | :2024年2月01日 |
通巻 | :ちいさなかがくのとも 263号 |