作者


しいきさいこ

内容紹介


あーちゃんはともだちのゆうくんとなかよし。

犬のコロとも、おもちゃのボールともなかよし。

りんごともお花ともなかよし。

ふたつのまるいかたちで表現されたなかよし同士が頬を寄せて顔を並べる、うれしい絵本です。

主人公あーちゃんのくるくる変わる表情や、あたたかなタッチと色合いが魅力的な作品です。

次に並ぶのはどんななかよしさんかな?

編集担当者 より


『あーちゃんは なかよし』では、まあるい顔のあーちゃんと「なかよし」たちが、顔を並べて頬を寄せ合います。ふたつの円がひとつながりになった姿が、あたたかなタッチで描かれます。
作者のしいきさいこさんは、身近な幼い子どもを観察しながら、赤ちゃんの「なかよし」って誰だろうと、いろいろなモチーフを考えてくださいました。登場するのは赤ちゃんを取り巻く身近な人、生き物、おもちゃ、食べ物……。関係のあり方はさまざまですが、どれも小さい子にとって近しく、親しみのある存在です。ページをめくったらどんななかよしさんが並ぶのかな? と楽しんでもらえたらうれしいです。
成長とともになかよしさんが増えて、小さい子の世界がもっと豊かなものになりますように。

*2024年2月21日(水)~3月3日(日)CAFE SEE MORE GLASS(東京)、6月1日(土)~13日(木)恵文社ギャラリーアンフェール(京都)にて、『あーちゃんは なかよし』の絵本原画展を開催予定です。詳しくは作家HPをご覧ください。
https://shiikisaiko.jimdofree.com/

作者情報


しいきさいこ


美術作家・イラストレーター。日本各地、韓国などで個展を開催。絵と言葉の表現を探る中で、近年は人の言葉を採集するワークショップ、作品づくりを展開する。書籍の仕事に『海をあげる』(上間陽子著、筑摩書房)の装画・挿絵、『妻はサバイバー』(永田豊隆著、朝日新聞出版)の装画等。ワークショップと展示を元にした作品に、詩画集『窓辺の自己紹介』、絵本『きいろいカラス』(ともに私家版)がある。小さい子ども向けの絵本は今作が初めて。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2024年03月01日
通巻:こどものとも0.1.2. 348号