こどものとも年少版から、子どもたちに身近な生き物たちを取り上げた絵本5作をピックアップしたセットが登場です。
幼い子どもにとって、めだかやくも、いもむしといった身近な生き物は、親しい友だちのような存在です。
このセットは、「身近な生き物・小さな命への親しみ」をテーマに、それらと一層親しくなれる絵本を選びました。
行動範囲が広がり、生き物や自然に興味を持ち始める時期にぴったりの5冊です。
暖かな春はもうすぐそこ。子どもたちと一緒に絵本の世界で生き物とのふれあいを先取りしてみませんか。
セット内容:『おーい、めだか』『くもの もいち』『たんぽぽのたね とんだ』『ブルくん かなちゃん いもむしくん』『むしをさがそう』
こどものともひろば 運営係
「みぢかな生きものと出会う絵本5冊セット」
内容のご紹介
『おーい、めだか』
島津和子 作
もらった水草についていた卵。
卵から出てきたのは、小さなめだか(ひめだか)でした。
はじめは黒い目ばかり目立っていましたが、やがてきれいな朱色の体になり、少しずつ大きくなります。
大きな水槽に移して外に出し、水槽にもっと水草を入れると、めだかはますます大きくなりました。
最後は、めだかがまた卵を産むところまでを描きます。
子どもたちが大好きなめだかの成長を、のびやかに美しく、丹念に描いた絵本です。
『くもの もいち』
こしだミカ 作
女の子が家の中で見つけたクモ。
何回も会うので、女の子はクモを「もいち」と名付けました。
すると、こわかったクモが気になる存在になっていきます。
雨の日には「おひるねしてるのかな」、晴れた日には「もいちも はな すきかな」。
近くに来たら叫んでしまうけれど、でも、じっとしているもいちは「かわいい」と女の子は思うようになります。
苦手な生き物に少しずつ心を寄せていく幼い子の気持ちを、見事に描いた作品です。
『たんぽぽのたね とんだ』
すずきゆりいか 文/ごんもりなつこ 絵
綿毛を吹いて、たんぽぽの種を飛ばしたことは誰しもあるでしょう。
飛ばされたたんぽぽの種は、どうなるのでしょうか。
チューリップを越え、石の上に降りると、風に吹かれて、また高く昇ります。
春の野草の上を飛び、くもの巣に引っかかりそうになりながらも、ようやく地面に着き、そこではじめて芽を出して、新しい命がめばえます。
小さな命の大きな冒険を、緻密な美しい絵で描き出した、自然の神秘を感じられる絵本。
『ブルくん かなちゃん いもむしくん』
ふくざわゆみこ 作
犬のブルくんと女の子のかなちゃんは大の仲良し。
庭でみつけたいもむしをかなちゃんが部屋で飼うことに。
ブルくんはいもむしが苦手。
そんなブルくんの目の前で1匹のいもむしが逃げ出し、壁をのぼっていきました。
かなちゃんはちっとも気がつきません……。
最初はいもむしに夢中だったかなちゃんがいつのまにかその存在を忘れてしまったある日、何かがひらり! と飛んできました。
いもむしがちょうちょになっていたのでした!
『むしをさがそう』
得田之久 作
虫は、幼い子どもたちにとって、とても身近な野生生物です。
ただ身近なだけでなく、もし気に入れば、手にとってさわったり、目の前にちかづけることもできます。
この絵本では、子どもたちが見つけやすいように、家のまわり、草はら、林、池や小川の水辺の4つの場所に分けて、それぞれの場所にいる代表的な虫を紹介していきます。
数多くの昆虫の絵本を手がける著者の緻密な絵が、虫の魅力を伝えます。
書誌情報(セット)
読んであげるなら | :2歳から |
自分で読むなら | :- |
定価 | :5冊セット定価4,950円(本体4,500円) |
ページ数 | :各24ページ |
表紙サイズ | :22×21cm |
初版年月日 | :2024年2月7日 |
シリーズ | :― |