作者
殿内真帆 作
内容紹介
生まれたばかりのくものこが、外の世界へ飛び出します。
風に飛ばされそうになったり、雨に打たれそうになったり、アリに食べられそうになったりと、小さなくものこにとって、外の世界は危険がいっぱい。
けれども、こわいもの知らずのくものこは何が起きてもへいっちゃら!
どんな困難もたくましく切り抜けていきます。
厳しい自然を生き抜く、生命力あふれる物語。
担当編集者 より
殿内さんから、生まれたばかりの子グモの写真を見せてもらったとき、透き通った明るいピンク色のおしりをしていてびっくりしました。そして、生まれたときには小さくて愛らしい子グモが、脱皮を繰り返しながら、黒と黄の縞模様が特徴的なジョロウグモになることを初めて知りました。卵のうを守りながら死んでいく母グモがいることや、卵から孵化する数百の子グモのうち、生き残れるのはほんのわずかだということにも驚きました。
こわいもの知らずでたくましく突き進んでいく、生命力あふれるくものこのお話を楽しんでもらえたらうれしいです。
最後に、クモの生態について詳しく教えていただいた、日本蜘蛛学会評議員の谷川明男先生に、心より感謝申し上げます。
作者情報
殿内真帆(とのうちまほ)
1973年生まれ。筑波大学卒業。絵本に『とけいの あおくん』(こどものとも絵本)『アップリケの ことり』(「こどものとも年中向き」2015年4月号)『きっておとこ』(「同」2017年9月号)『ビーズくん』(「同」2020年5月号)『くびかざり』(「こどものとも年少版」2019年7月号)『ひょうたん ころころ』(「こどものとも0.1.2.」2020年12月号/すべて福音館書店)など。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :26×19cm |
初版年月日 | :2024年05月01日 |
通巻 | :こどものとも年中向き 458号 |