作者


さとうあや 作

内容紹介


「しましまの ながぐつ だれの ながぐつ?」。

ページをめくると、しましまのながぐつを履いたとらが現れました。

ながーい ながぐつは? おおきい ながぐつは? 色や形に特徴のあるながぐつと、そのながぐつを履いた動物たちが元気いっぱいに登場します。

そして、みんなでながぐつを履いたら、最後は……。

長靴を履いて水遊びする楽しさを描きます。

編集担当者 より


長靴を履いた子どもは、いつもより強そうに見えます。

水たまりを探し、足を入れ、ピチピチ、チャパチャパ、はじめはそっと、だんだん強く、あたりに水をまき散らし、ひとつすむとまたひとつ、長靴を入れて水しぶきをあげる姿は、なんて勇ましく、なんてまぶしいのだろう、と思っていたので、さとうあやさんから長靴の絵本のアイデアをうかがったときは、ぜひ形にしていただきたいと飛びつきました。

昨年の夏、さとうさんと一緒に東京都の多摩動物公園を訪れました。トラが威風堂々と歩く姿、フラミンゴの美しいピンク色、象の前足と後ろ足では形が違うことなど、さまざまな発見と感動があり、それらをとてものびのびとした絵で描いてくださいました。長靴を履いた動物たちの誇らしげな表情にもご注目ください。

作者情報


さとうあや


千葉県に生まれる。桑沢デザイン研究所卒業。その後、セツ・モードセミナーに学ぶ。絵本に『こぶたのプーちゃん』『へっちゃらプーちゃん』(「こどものとも年少版」2021年4月号)『なぞなぞあそび これなーんだ?』(「こどものとも」2021年9月号)『ぴりかちゃんのブーツ』、さし絵に『ネコのタクシー』『バレエをおどりたかった馬』『ケイゾウさんは四月がきらいです。』『ゆかいな農場』(以上、福音館書店)『はなとりかえっこ』(偕成社)などがある。神奈川県在住。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2024年06月01日
通巻:こどものとも0.1.2. 351号