日々、園の現場で子どもたちと向き合っている先生方から、多くのハードカバー化希望をいただいた作品ばかりを集めたこのセット。
昨年、本当に大きな反響を頂いた
「赤ちゃんえほんの基本10冊セット 保育者リクエスト編」
です。
もしかしたら、タッチの差でお求めいただけなかった方もいらっしゃったかもしません。
今回、ほんのわずかですが、
予備在庫をご準備できました。
今一度、ラインナップをご確認いただき、ご注文頂ける場合は、お早めにお近くのこどものとも社までご連絡をお願い致します。
こどものともひろば 運営係
※本当にわずかしか残っておりません。ご注文いただいた段階で品切れしている場合がございます。あらかじめご了承ください。
※こちらのセットは、一般の書店では販売しておりません。園への販売限定企画です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
「赤ちゃんえほんの基本10冊セット 保育者リクエスト編」
内容のご紹介
- 『ありの あわわ』
- 『いもむし ごーろごろ』
- 『おっととっと』
- 『おふねが ぎっちらこ』
- 『かばんばん』
- 『こぶたが ぶうぶう』
- 『だれか いますか』
- 『つん こん ぱっ』
- 『ぱっちり おはよう』
- 『わっしょい わっしょい』
- ※セット情報(書誌情報)
『ありの あわわ』
つちはしとしこ 作
『ありのあちち』(0.1.2.えほん)は好奇心いっぱいのアリが台所で火傷をするお話で、ちょっと怖いけれど、子どもたちには大人気。
『ありのあわわ』は、お風呂場でも大いに遊びたい子どもの気持ちを映したように、シャワーのホースをすべり、大ジャンプの後、体じゅう石けんの泡だらけになって、くるくるダンスやスピードスケート……。
子どもは好奇心いっぱい。危ないということを考える前に、いろいろな体験をしていきます。
怖いけれど、わくわく。
土橋さんのユーモラスな絵と、子どもたちの身近にいるアリの話なので安心して楽しめます。
『いもむし ごーろごろ』
こばやしえみこ 文/番留きょう子 絵
「いもむしごーろごろ ひょうたんぽっくりこ」と、イモムシが転がっていくと、「ぼくもいれて」とカエルがぴょーんとやってきます。
イモムシとカエルが転がっていくと、今度はモグラやウサギが出てきて、ぼくもいれて」。
わらべうたの心地よいリズムにのせてページをめくると、思わず一緒に身体を動かしたくなること間違いなしのシンプルな木版の美しい絵本です。
文章のこばやしえみこさんは、千葉県で”まめっちょ”という、0.1.2歳児のための、母子遊びの講座をひらいてこられました。
そのなかで、赤ちゃんと一緒にわらべ唄で遊ぶことが、赤ちゃんの成長と大人と子どもの絆を作るために大きな役割を果たすことを強く感じられたそうです。
わらべ唄をより広く楽しんでもらうためにと考えてくださったのがこの絵本。
熊野の自然の中で暮らしていらっしゃる番留きょう子さんのシンプルな色と形の美しく楽しい木版画で、動きが活発になった1~2歳の子どもたちにぴったりの絵本ができました。一緒に転がって楽しんでください。
『おっととっと』
柿木原政弘 作
四角い積み木の上に、丸い積み木。ページをめくると、積み木がバランスを崩して「おっととっと」と転がったり落っこちたりします。
積み木をいろいろな形に組み合わせてみたら顔や人の形に見えてきた……そんな遊びの中からこの作品は生まれました。
お囃子のようなリズミカルな言葉の繰り返しが楽しい絵本です。同じ作者による『ぽんちんぱん』(0.1.2.えほん)も人気の作品です。
積み木をひとつひとつ積み上げていくのは、楽しいものですね。
高くなるほどワクワクしますし、崩れそうになればドキドキします。
積み木の魅力は、積み上げるのと同時に崩れるかもしれないというドキドキの緊張感にあるのではないでしょうか。
本作の作者は、子どもたちに大人気の絵本『ぽんちんぱん』の柿木原政広さん。
『ぽんちんぱん』では、身近な食材であるパンが登場しましたが、今回は積み木が主役。
実際に柿木原さんのお子さんが遊んでいた積み木をつかって、さんかく、しかく、まるなど、いろいろな形に組み合わせてみたところ、顔や人の形に見えてきた……そんなところからこの作品は生まれました。
「おっととっと」というお囃子のようなリズムもまた、お子さんが口ずさんでいた歌がヒントになったそうですが、どうぞ読み手の自由な感覚で読んで、楽しんでいただけたらうれしいです。
『おふねが ぎっちらこ』
柚木沙弥郎 作
「おふねが ぎっちらこ ぎっちらこ」……誰しもが知っているわらべ歌をもとにした絵本です。
どんな子どもでも、この遊びをしてあげると心底うれしそうな笑顔になって、「もっともっと」というように要求してくるのですから面白いものです。
それだけこの遊びが、幼い子どもを魅了してやまないということなのでしょう。
作者は大ベテランの美術家、柚木沙弥郎さん。柚木さんの描く動物たちは飄々として、上品なユーモアをたたえています。
絵を見ていると、自然と幸せな気持ちが満ちてきます。
この絵本を読んだあとは、どうぞ子どもたちと一緒に「おふねが ぎっちらこ」と体を揺らして楽しんでくださいね。
『かばんばん』
尾崎玄一郎、尾崎由紀奈 作
かばんばんは不思議なかばん。
「ばんばんばんばん」の音に合わせて、体の中からいろいろなものが次々に飛び出します。
飛び出してくるのは丸いかたちだったり、三角のかたちだったり、四角いかたちだったり……。
両手のはえた青いかばんが主人公のユニークな絵本です。
飛び出すカラフルな色とかたちのバリエーションを、リズミカルな音と一緒にお楽しみください。
主人公の「かばんばん」、実物はかなり大ぶりです。縦45cm、両腕を広げた横の長さは90cmほどもあります。
カーペット素材(エレベーターの内壁に保護のために貼ってあるパンチカーペット)でできていて、実際にものを入れて持ち歩けます。
それを写真撮りし、素材感を生かしたコラージュと組み合わせて画面が作られています。
飛び出してくるものは、丸や三角のカラフルなかたちですが、一部具象が織り交ぜられています。リズミカルな言葉と合わせて赤ちゃんがよろこんでくれる絵本です。
『おしいれじいさん』『きしゃのゆ』といったユニークな作品のある尾崎玄一郎さんと尾崎由紀奈さんの、当社では初めての赤ちゃん絵本です。
『こぶたが ぶうぶう』
杉田 徹 文・写真
こぶたがぶうぶう、お母さんぶたと散歩に出かけます。
ふんふんふんと、おいしいものを探したり、おすもうをとったり、とんだりはねたり、かけっこしたり。
散々あそんだ後は、お母さんのおっぱいをたっぷり飲んで、おなかがいっぱい、おやすみなさい。
森の中や野原を駆け回るこぶたの姿をたっぷりお見せする写真絵本です。20年近く、ぶたと付き合ってきた著者にしか撮れない愛らしい写真がいっぱいです。
『だれか いますか』
たかどの ほうこ 文/夏目 ちさ 絵
一軒の家がありました。
子グマが「だれか いますかぁー」と声をかけると、ひとつの窓から「はーい いますよ こんにちは」と、タヌキが顔を出します。
また子グマが「だれか いますかー」と呼びかけると、別の窓からカバが顔を出します。次はカエル、その次はサルたち。呼びかけに応じていろいろな動物が現れますが、最後に出てきたのは……?
一軒の家のいろいろな窓から、呼びかけに呼応して動物が現れるというシンプルなくりかえしに、子どもといっしょに次は何が出てくるのかな?とわくわくしながら、楽しんでいただける絵本です。
『つん こん ぱっ』
こぺんなな
「つん こん ぱっ」「おーん ぽくりこ」「ごどりご ぞりぞり」……。
ページをめくるごとに、ユニークな言葉とともに不思議な形が現れます。声に出して読んでいると、絵が生き生きと踊り出してくるかのよう。抽象的な絵と独創的な言葉が赤ちゃんの感性に訴えます。
“色の交響曲”と言いたくなるようなカラフルな絵を見ながら、ユニークな言葉を声に出していると、思わず体が動きだしそう。
楽しい抽象画の絵本を、どうぞ赤ちゃんと心ゆくまでお楽しみください。
『ぱっちり おはよう』
増田純子 作
「ぶたさんが ぐう ぐう ぐう」「おめめ ぱっちり。おはよう」。ぐっすり眠っていたぶたが、ページをめくると目をぱっちり開けて起きます。
かめもねずみも、ひよこもくじらも、「おめめ ぱっちり。おはよう」。次々と元気に起きて大きな目を開きます。
大胆なデフォルメによって単純化された造形と、はっきりした色づかいで、目を開けて起きる動物たちが表現されています。ぱっちりと開いた大きな目は、赤ちゃんをひきつけてはなさないことでしょう。
一日のはじまりである朝を元気にむかえる赤ちゃんにぴったりな、おはようの絵本です。
『わっしょい わっしょい』
福知伸夫 作
アリたちが行列になって歩いてゆくと、その先にはおいしそうなさくらんぼが。「わっしょい わっしょい」。みんなで力を合わせて運びます。
また歩いていくと、こんどは巨大ないちご。これも「わっしょい わっしょい」運んでいきます。
アリたちが行列になって歩き、巨大なごちそうを見つけ、みんなで祭りのおみこしのように「わっしょい わっしょい」とかついで運んでいく様子を元気に描いた絵本です。版画の持つ力強い輪郭線と、くだものの質感を絶妙に再現した色合いも見どころです。
ぜひ子どもたちといっしょにお楽しみください。
書誌情報(セット)
読んであげるなら | :0歳から |
自分で読むなら | :- |
定価 | :10冊セット定価9,900円(本体9,000円) |
ページ数 | :各20ページ |
表紙サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2023年4月26日 |
シリーズ | :― |
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。